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2022.7.9 『有明』(225m)  広い風景を求めて・・・

  土曜日の朝はむかわ町有明の、

「有明林道」脇の原野で目覚めた。

前夜霧雨が降り出したものの、

寝ている間に上がり、

朝の強い日差しで目覚めた。

上空には青空が広がり、

車中泊地の前方にこの日予定の「有明」が見えている。

前日ここに入った時には、

低いガスが立ち込めて何も見えなかった。

 前日樹林帯の中で二座に登り、

広い風景を眺めていなかったので、

それを求めてこの山に登ることにした。

 6時20分に車中泊地をスタート。

すぐ近くの「有明支線林道」に入った。

そしてまたすぐ分岐が現れるので、

支線林道の更に支線に入る。

林道にゲートはないが、

途中に深い雨裂があり、

とても車の走行はできそうにない。

 歩き出して間もなく、

広い草地に出る。

これは「芝」を栽培しているものと思われるが、

詳細は不明だ。

しかし広いところはいい。

 広い風景のあとはしばらく樹林の中を行く。

その途中に深い雨裂がある。

前述の広い風景までは、

農作業車が出入りしているようだが、

その先に最近車が入った痕跡は見られない。

 スタート時に晴れていた空が、

次第に曇って暗くなっていく。

曇ると直射日光が当たらない分涼しいが、

暗いのはどうも・・・

 林道は崩壊個所を過ぎてしばらく行くと、

突然前方に伐採地の風景が広がる。

これよこれ、この風景が好きでやってきた!

それからは気持ちの良い登行だ。

まずは林道が続くまま、

伐採地の上部に上がる。

そして伐採地を過ぎて奥へと入る。

すると左前方に目指すピークが見えてくるので、

適当なところで尾根に取り付く。

丈の低い笹漕ぎで尾根上を登り、

四等三角点「有明」

樹木に囲まれて展望はない。

 尾根上を引き返し、

林道に下らずそのまま尾根筋を進むと、

はじめの伐採地に出る。

そして東側の尾根に立つと、

広大な伐採地が広がる。

更にこれまでに登った「敏技沢」(びんぎざわ・四等・271m)や、

「潮龞」(うしおべつ・ニ等・275m)も、

広い伐採地を従えて見えている。

標高の低い里山の風景ではあるが、

それはそれなりに実に美しい眺めだ。

私はこういった風景が大好きだ。

若干風のあるこの時点では、

暑いどころか少々寒いくらいだった。

 見たかった風景を存分に楽しみ、

てくてくと下山を開始。

下山でも風景を楽しんで駐車地へ。

すると急に気温が上がりだしたので、

早く帰って休みたいが、

もう一座寄ってから帰ろうか・・・

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