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2022.12.10 『矢作山』(やはぎやま・250m)  美しい伐採地の奥へ

 

 土曜日の「奥門別山」下山後、

林道から道々80号線に戻り、

平取方向に少し走った地点で、

右手の伐採地に続く林道に入った。

林道と言っても、

既に廃道で雑草が覆っていた。

数年前の伐採地のようだから、

その作業のためだけにつけられた作業道なのだろう。

林道入口には都合よく駐車スペースがあった。

雪はサラッと降った程度だ。

 スタートするとすぐゲートがあるのだが、

鉄の扉が錆びてボロボロだ。

こういう林道だと車が入れないので、

ハンターも入る心配がなくていい。

辺りは伐採地の風景が広がり、

なかなかいい雰囲気だ。

林道上に生えた雑草が、

既に枯れているからいいようなものの、

草の勢いがよい夏場だと、

歩くのが大変だろう。

それにしても伐採地の風景というのはいいねえ。

上に上がって見下ろしてみたい、

という衝動に駆られる。

 林道は1kmほどで終点を迎えた。

やはり伐採のためだけにつけられた、

簡易的なものだ。

林道終点から、

正面に突き出した尾根に取り付いた。

急斜面の土が固く凍りつき、

登山靴のソールが滑るので、

ようやく笹付きまで上がった。

尾根上は一面ミヤコ笹に覆われ、

どこでも歩ける状態だ。

そして尾根筋を忠実にたどり、

四等三角点「矢作山」

笹の背丈が低い上薄いので、

三角点標石はあらわになっていた。

そして標石のすぐそばに崩落斜面が広がっている。

「胆振東部地震」で崩れた斜面だろうが、

危なく標石が巻き込まれるところだった。

また、木々の切れ間から、

この直前に登った「奥門別山」の頂上部が確認できた。

 「矢作山」からは北に伸びる尾根にのってみた。

この尾根は北から西向きになって、

伐採地までつながっているようだ。

固く凍り付いた細尾根の下りで、

スリップ回避のため少々まごついたが、

まあ問題なく通過。

そして尾根を詰めて行くと、

突然前方の視界が開け、

伐採地に出た。

標高は低いがいい眺めだ。

しばし広い風景を眺め、

伐採地の笹の中を下って林道に下りた。

あとはまたのんびりと荒れた林道を歩き、

ボロボロの林道ゲート向こうの駐車地へ。

コンパクトな周遊ルートではあったが、

伐採地の風景を楽しめる楽しい山行だった。

 この後もう一泊する予定だったが、

一泊目の車中泊に失敗すると、

もう一泊と言う気にはなれず、

そのまま帰途に着き、

夕方には我が家に帰り着いた。

歳をとってくると、

車中泊も難しくなってきたねえ・・・

 

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