北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.12.16 『本安平』(215m)~『郡界』(283m) コズからオファーでリベンジ
先週コズを「支安平奥」に案内した際、
安平町には「安平」を冠する三角点ピークが、
全部で5座あることを説明した。
それは、①「本安平」(二等・215m)
②「本安平奥」(四等・244m)
③「支安平」(三等・197m)
④「支安平奥」(三等・364m)
⑤「安平道」(三等・266m)
の5座だ。
先週はコズのオファーで④へと案内した。
するとコズから今度は、
「安平」を冠する三角点ピーク全てに登ってみたい、
との要望があった。
私は同じ山に何度登ってもかまわないので、
その要望を承諾することにした。
まあ、燃料代と相談しながらだけどねえ。
今回は①の「本安平」へと案内することとし、
今朝由仁町のJR川端駅で合流し、
取り付き点へと向かった。
この山へは二本のルートが考えられる。
一本は先週「支安平奥」へと案内した際に利用した、
「クオーベツ支線林道」から更に枝の林道に入り、
数キロ歩いて藪に入るもの。
もう一本は安平町追分旭地区から、
「安平川」に沿って伸びる林道を利用して藪に入るものだ。
いずれにしても三角点ピークへは藪漕ぎとなる。
今時期は積雪の状態を、
現地で確認してみなくてはわからないので、
どちらのルートから登るかは、
現地判断としてとりあえず合流した。
すると積雪が全く増えておらず、
逆にサラッと積もった雪が、
締まった状態だった。
それで前者の「クオーベツ支線林道」から入ることにした。
このルートへは先日単独で入ったのだが、
藪を進む途中で銃声が響き渡ったため、
撤退を余儀なくされた。
従って私としてはリベンジとなる。
8時05分、林道入口をスタート。
-7℃のスタートは寒い。
コズは登山用の高級パンツをはいているが、
それで藪漕ぎをしてもいいのか?
歩き出して間もなく右手の針葉樹林を抜け、
広い伐採地に出た。
これを登って見下ろす風景がいい。
背後に栗山町の「三角山」が見えている。
そして登りきると上部林道に出る。
するとまた景色がよくなり、
暖かい日差しが気持ち良い。
ちょっと移動しただけで、
天候が全然違う。
今日も西から北方面には雪雲が張り付いている。
陽射しのよい林道歩きは楽しく、
また「老人クラブ」の友人と、
歩きながら話しをしているようで会話がはずむ。
スタートして4kmほどの林道歩きを終え、
尾根の末端に取り付いた。
そしてここで私がミスをした。
予定のルートより左に寄りすぎて歩いていたため、
一本南側の尾根に入ってしまった。
先日この辺りの右側で間近の銃声を耳にしたので、
無意識のうちに左に寄ってしまったようだ。
しかしここは標高の低い里山だ。
一旦沢床まで下って登り返しても、
たいしたアルバイトではない。
迷うことなく斜面を下って、
水量の少ない沢筋まで下りた。
そして登り返して、
一本北側の尾根筋に上がった。
あとは黙々と西に伸びる尾根上を歩き、
10時05分、二等三角点「本安平」。
木々の葉が落ちてしまった今、
由仁町川端地区の田園風景が、
木の間越しに見渡せる。
これはこれでいい季節だ。
「本安平」からは、
最初に予定していた尾根筋を歩いて林道に戻った。
ところがこの尾根は結構アップダウンがあり、
間違って入り込んだ尾根経由の方が楽であることが判明。
次回またここに登るとしたなら、
やはり今回間違った方の尾根を利用し、
一旦沢筋まで下って登り返す、
というルートを選択することになるだろう。
林道に戻ったところで昼食とした。
コズは「おにぎらず」を持ってきたが、
空腹感がないと言って、
ほとんど食べなかったようだ。
代わりにスープのようなものを、
何杯も飲んでいた。
林道を少し戻って、
再び藪の尾根に取り付いた。
こちらもリベンジになる。
前回「郡界」の三角点標石を見つけられなかった。
それで今回こそは、
とコズとそこら中をストックでつつきまわした。
しかし見つからない。
最後はあきらめることとなった。
しかし帰宅して過去の記録を調べてみると、
2020年8月30日に、
雨の中でこの標石を探し当てていた。
いやあ、残念!
また行かなきゃならん!
そして周囲の笹をきれいに刈ってこよう。
とりあえず11時30分、四等三角点「郡界」。
下山はそのまま藪をかき分けて、
北斜面を下り既に廃道の林道に当て、
1kmほど歩いて、
12時10分、駐車地。
周遊ルートが完結した。
今日の歩行距離は、
コズのヤマップ地図によると約8km。
藪漕ぎを交えてのいい距離だった。
そしてコズは今日も、
すぐにかたずけを終えて?
パッと帰って行った。
天気に恵まれて、
実に楽しい山歩きを締めくくった。