北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2022.12.24 『坊主山』(栗山・168m) メリークリスマス!
今日はクリスマスイヴ。
そんな日にふさわしいトドマツの、
巨大なツリーを眺めて歩く山行だった。
但し我が家は高齢者夫婦の二人暮らし。
クリスマスなんか、
全く関係ないけどねえ。
このところ天気予報やテレビ、ラジオのニュースで、
「天候が荒れる」という予測ばかりが叫ばれる。
それでどうも腰が重くなってしまい、
今日~明日とまた厚真に出かけようと思っていた山行を中止。
近場で日帰り山行をすることにした。
雪が我が家の庭に降り積もる、
とわかっていながら、
車中泊の山旅には出られない。
近場の山で楽しむにしても、
突然降ったり融けだしたりする積雪を相手に、
駐車地の確保が難しく、
現地に出向いてみなければ、
何とも言えない状況だ。
それで今日は予定先を決めきれず、
とりあえずHiromiを迎えに行った。
そして中途半端な積雪状況の中で、
結論を出したのが、
栗山町の「坊主山」だった。
この山に登るための駐車スペースが、
確実に確保されるため、
現地に出向いての変更の必要がないため、
この山に決めた。
今朝湿って重たい雪を処理して、
Hiromiを迎えに向かったのだが、
家を出て市道から国道に出ると、
もう交通事故だ。
昨日何台も側溝に転落した車を目にしたばかりなのに、
また事故現場の目撃だ。
何度も繰り返すが、
江別市は除雪状況が悪い!
Hiromiを拾って栗山町桜山に向かった。
「坊主山」へは無積雪期だと、
ほとんどの登山者が、
西の鳥居から入って登るものと思われる。
しかし、私は南の継立側から藪漕ぎで登っている。
この両ルートは積雪期に入ると、
駐車スペースが全くないので、
取り付きようがない。
それで積雪期限定で、
北側から登る。
昨冬このルートから登ってみると、
なかなか良い印象を得たので、
今回も同ルートをたどることにした。
栗山町桜山の「シャトレーゼ洋菓子工場」すぐ奥に、
町道沿いの待避所があり、
冬季間も除雪されて広くなっている。
それを駐車地として利用する。
駐車地からは伐採ピークの奥に、
「坊主山」の頭が見えている。
ツボ足ではちょっと辛そうなので、
今シーズン初めてスノーシューを装着した。
そして町道から田園に下った。
下りきったところには、
コンクリート製の用水路が流れているので、
近くの橋を渡って田園の上を歩いた。
前方のカラマツ林の斜面を登るのだが、
その手前にも細い用水路が流れている。
私は飛び越せるが、
Hiromiは無理だろう。
昨冬はもっともっと積雪が多くなってから、
このルートを歩いたので、
用水路の存在は確認していても、
何の苦労もせずに渡った。
まだ雪の少ない今これを覗いてみると、
落ちたらまずい、
自力では上がれない深さだ。
偶然そばに何かの設備が用水路に蓋をしていたので、
これを利用して渡った。
ここで斜面への取り付きだが、
やはり雪が少ないので、
むき出しの笹が滑り一旦滑り落ちて登り返した。
カラマツの林を抜けると、
落葉樹の林となり、
短い距離でその先の伐採地に出た。
広い風景はいいのだが、
やはりまだ雪が少ないせいで、
少々ブッシュがうるさい。
この伐採地からは、
栗山の市街地方面が見渡せる。
なかなかいい眺めだ。
そしてここは我が原風景の中の山並みだ。
小学生のころ、
逆側からこの高みを眺めていたのだ。
伐採地の小山を越えて一旦南側に下る。
たいした高低差でもないが、
沢筋まで下って登り返した。
それを登りきったところでまた下る。
つまり尾根筋を二本乗っ越すことになる。
そしてまた沢筋まで下ると、
眼前に伐採地が現れる。
その端を登って行くが、
右手には見事なカラマツと、
トドマツが林立する林がある。
急斜面を登って行くと作業道が現れるので、
しばらくこれを利用する。
すると前方に雪をかぶった、
巨大クリスマスツリーがたくさん現れる。
そこまで何も感じていなかった「クリスマスイヴ」を、
巨大ツリーに意識させられた。
なかなかいい眺めだ。
最後は伐採地の急登から藪に入り、
二等三角点「坊主山」。
笹がむき出しになって、
スノーシューのアイゼンに絡みつくので、
頻繁につんのめり、
転倒する場面もあった。
下山はほぼ同ルートを引き返した。
そして最終場面では、
登路と同じところを下り、
用水路の橋にピンポイントで当てなければならなかった。
最後は町道に登り返して駐車地へ。
たかだか168mの里山ではあるが、
積雪期のルートは変化に富み、
アップダウンを繰り返す、
なかなか手応えのある山行となった。
この後はまた雪が降り出して、
積雪が増える予報だが・・・