北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2023.3.18 『中ノ山』(466m) 林道が除雪された!
土曜日の午前中細尾根突破を断念して撤退後、
駐車地から直近の「中ノ山」に向かった。
この山へは一旦道々11号線に戻る必要がなく、
農道を別枝に入って奥へと進む。
そして除雪終点のバス停「藤本前」に駐車。
すると驚いたことに除雪終点ではなく、
その先の林道にロータリー車による除雪の跡があり、
それが奥へと続いていた。
「中ノ山」には今月9日に単独で登っている。
そして想像をはるかに超える、
素晴らしい景色を堪能できたので、
次回はぜひHiromiにそれを見せてやりたい、
と思っていた。
それがこんなにも早く実現することになるとは・・・
「藤本前」からスノーシューを背負ってスタート。
ロータリー車で削られて、
両側が垂直の壁になった道をてくてく歩く。
Hiromiが壁際の歩きにくいところを、
無理やり歩いて行く。
靴底を汚したくないのだろうが、
まだ雪が豊富なので、
いつでも落とせる汚れだ。
林道の除雪はいったい何のためだろう?
林業のためか、あるいは農業のためか?
それは後ではっきりすることになる。
林道の除雪は約1km続いた。
そしてそこがちょうど前回、
林道から離れた地点だった。
スノーシューを装着して、
畑と思われる広い大地を縦断。
そこで目の前に現れる尾根の末端に取り付いた。
この朝は晴れて天気が良かったのに、
雪が降り出して鬱陶しい。
針葉樹林の尾根を登って行くと、
一旦広葉樹林に変わり、
傾斜が増して急登となる。
Hiromiはガンガン登って行くが、
この老体に二座目はきつい。
ゆっくり登っても辛い。
そんな急登をクリアすると、
また針葉樹の尾根が続き、
突然前が開けてダケカンバ帯となる。
そしてまた傾斜が増し、
その前より辛い急登だ。
それでもHiromiは先へ先へと遠ざかる。
やっとの思いで急登に耐え、
登りきったところから広い大地が広がる。
晴れていれば青空と白い雪のコントラストが素晴らしい場面だ。
鉛色の重苦しい空の下、
冷たい風を受けながら登り、
三等三角点「中ノ山」。
時折ガスの晴れ間から、
周囲の山々や厚田の田園地帯が望まれる。
そこでHiromiが言った。
「ここすごいねえ!
晴れた日にまた登りたいなあ」。
ごもっとも!
ピークは冷たい風にさらされ、
寒いのですぐ下山を開始した。
スノーシューで滑りながらの下山だ。
斜度のあるところでは、
少々緊張したものの、
問題なく下って林道へ。
すると軽トラックが1台やってきた。
そして降りてきた農家の方に話しを聞いた。
それによると林道の除雪は農業用で、
除雪された林道を使って融雪剤を運ぶのだそうだ。
我々が歩いた広い大地は畑だった。
また、この地域では今冬雪が少なかったとのこと。
丁寧にごあいさつを申し上げ、
その場を去って1km歩いて駐車地に戻った。
ああ、つかれた~