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出雲・松江の旅2019 DAY2(20190911)『古代出雲歴史博物館編』

DAY2の9月11日。
この日は、移動日ですが、まずは最初に出雲大社方向へ。

初日の9月10日は、月一回の休館日だった
古代出雲歴史博物館に向かいます。
いやぁ、来る前に事前の情報収集を行っていた時、
休館日だと知った時はショックでした・・・
JR出雲市駅の商業施設もそうだったんですが、
出雲周辺は、火曜日休みと言う所が多いのかも?

ここでの目的は、
巨大だったと言われる古代出雲大社の模型と
その巨大本殿を支えていたと考えられる本物の柱を見る事。

料金を支払って入った中央ロビーに、
いきなりその巨大本殿を支えていた宇豆柱が出現します。

ジリジリと引き延ばして、最後の最後に出すと言う事では無く、
最初からドーンと出すその姿勢がなんとも好きです(笑)

展示室へと入ります。

これはその、出雲大社の巨大本殿の設計図《金輪御造営差図》

どのあたりに、柱が位置するのか描かれています。

そして来ましたよ。
これが、古代出雲大社の復元模型

1/10と言う事なので、4mくらいあるようです。
デカいです。

そしてその傍らには、様々な復元案がありました。

奥側二つは、上の、いまの定説となっている復元案に近いですが、
手前側になると「どうやって昇るの?」と思うような、
急な傾斜を持つ本殿復元案があります。
ほんと、それが本当だったら、誰も登れないじゃね?
あ!
そうか!
神様に、そんなに簡単に近づいてはならないので、険しい方が良いのかな?
良く分かりません。

これは上手く撮れなかったので、写真は無いんですが、
出雲大社本殿、豊受大神宮(伊瀬神宮外宮)正殿、住吉大社本殿、
宇佐神宮本殿、賀茂別雷神社(上加茂神社)本殿、春日大社本殿それぞれの
同じ縮尺の模型があったんですが、出雲大社本殿が圧倒的に大きい!
それは、興味深かったですね。

これは、江戸時代慶長期の出雲大社境内模型

三重塔が見えますでしょうか?
いまは、三重塔の様な、仏教の施設はありませんが、
この頃はまだ、仏教も神道も一緒になっていたんですね。

そしてこちらが、同じく江戸時代ではありますが、
寛文期の出雲大社境内模型

明治の廃仏毀釈ではありませんが、この頃には、
三重塔は無くなっています。
100年も経っていないんですが、この間、何があったのか?

こちらは、出雲大社の屋根にあった千木・勝男木

1881(明治14)年遷宮の用材で、1953(昭和28)年遷宮の際に、
撤下されたものだそうです。
メッチャでかいです。
人の身長の3倍くらいあります。

博物館は、出雲大社に関する展示だけではありません。
古代から、祭に関連した様々な遺物が出土されている様で、
国宝《加茂岩倉銅鐸》がありました。

銅鐸は、当然見た事はありますが、
こんなに一気に並んでいるものを見たのは初めてですね。

それは、その中でも、同じ鋳型から作られたと考えられる兄弟銅鐸

良く、同じ型から作ったって、同定したな。
凄いよ研究者。

これは、10号銅鐸と言われるウミガメが描かれた銅鐸

ちょっと良く分からないんですけどね(苦笑)

こちらは、21号銅鐸と言われるシカが描かれた銅鐸

これも、良く分かりません(苦笑)

こちらは、重要文化財の《三角縁神獣鏡》

ちょうど卑弥呼が居たと言われる頃のものだそうで、
もしかして、卑弥呼が使った????

これも重要文化財で《金銅装双龍環頭大刀》

保存状態が非常に良くて、6~7世紀の古墳時代のものと考えられるのに、
1925(大正15)年の発見時には、鞘から刀身が抜けたらしいです。

こういう古代の展示だけではなくて、島根に関する地域の展示物もあります。

在りし日の北松江駅

今の松江しんじ湖温泉駅です。
こういうのがあると、一気に現代に引き戻されますね(笑)

展示物だけではなく、床面を照らす照明が、凝っていました。




古代出雲歴史博物館は、これでタイムアップ。
この後移動です。


これは、移動のために出雲大社に(再び)行ったんですが、
駐車場の傍らにあった“さざれ石”

続きは、別のエントリーで。

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出雲・松江の旅 DAY0(サンライズ出雲編)
出雲・松江の旅 DAY1(日御碕神社編)
出雲・松江の旅 DAY1(出雲大社編)
出雲・松江の旅 DAY1(旧JR大社駅編)
出雲・松江の旅 DAY2(古代出雲歴史博物館編):このエントリー
出雲・松江の旅 DAY2(安来・足立美術館編)
出雲・松江の旅 DAY3(松江・八重垣神社編)
出雲・松江の旅 DAY3(松江城編)
出雲・松江の旅 DAY3(塩見縄手(小泉八雲記念館・旧居)編)
出雲・松江の旅 DAY3(月照寺編)/END
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