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東京文化会館 『コバケンのクラシック入門』

『ターナー展』の後は、『コバケンのクラシック入門』。

いやぁ、正直、これが無かったら、『ターナー展』は
別の日に変更しようかと思うほどの雨だったんだけど、
『コバケンのクラシック入門』は開催。
と言うことで、雨にぬれても当初予定通り、
『ターナー展』と『コバケンのクラシック入門』のハシゴです。

開場は13:30の予定だったんですが、大ホールでも公演があり、
ロビーは溢れんばかりの大混雑。
予定より少し早めの開場になりました。
今日は、649席ほどの小ホールが満席とのこと。
たしかに、満席でしたね。

今日は、“クラシック入門”と言うことなので、
どこかで耳にしたことが有る様な、クラシック曲中心。
演目と演奏者は、以下の感じです。


  • 第一部 ヴァイオリン(Vn)依田真宣、ヴァイオリン(Vn)塩田脩、ヴィオラ(Va)瀧本麻衣子、チェロ(Vc)藤井泉、コントラバス(Cb)高橋洋太、ピアノ(Pf)冨永愛子

    • 1. J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番より“プレリュード” 藤井泉(Vc)
    • 2. クライスラー(ラフマニノフ編曲):愛の悲しみ 冨永愛子(Pf)
    • 3. エルガー(北方寛丈編曲):愛の挨拶 依田真宣(Vn)、藤井泉(Vc)
    • 4. ベートーベン:弦楽三重奏曲 op.8「セレナーデ」より第1楽章 依田真宣(Vn)、瀧本麻衣子(Va)、藤井泉(Vc)
    • 5. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」より『秋』第1楽章 依田真宣(Vn)、塩田脩(Vn)、瀧本麻衣子(Va)、藤井泉(Vc)
    • 6. シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」op.114,D667より 第4楽章、第5楽章 冨永愛子(Pf)、依田真宣(Vn)、塩田脩(Vn)、瀧本麻衣子(Va)、藤井泉(Vc)

  • 休憩
  • 第二部 トランペット(Tp)多田将太郎、トランペット(Tp)川村大、ホルン(Hr)氏家亮、トロンボーン(Tb)藤原功次郎、テューバ(Tub)柳生和大

    • 7. アンダーソン:トランペット吹きの休日 (全員)
    • 8. ハーライン:星に願いを (全員)
    • 9. モーツァルト(中川善弘編曲):アイネ・クライネ・ナハトムジーク in JAZZ (全員)
    • 10. エルガー(石川亮太編曲):行進曲「威風堂々」第1番 (全員)

  • 第三部 テノール敏明、トロンボーン(Tb)藤原功次郎、ピアノ(Pf)土屋麻美

    • 11. ララ:グラナダ (全員)
    • 12. クルティス:帰れソレントへ (全員)
    • 13. プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ” (全員)

  • アンコール

    • 弦楽器(依田(Vn)、塩田(Vn)、瀧本(Va)、藤井(Vc)、高橋(Cb))とピアノ(小林研一郎)
    • 管楽(多田(Tp)、川村(Tp)、氏家(Hr)、藤原(Tb)、柳生(Tub))及び声楽(村上(Ten))とピアノ(小林研一郎)



いやぁ、ナビゲーターの小林研一郎氏は、
会場の東京文化会館の音楽監督ということで、
巨匠なんですよね。
なので、若手音楽家たちは、結構緊張気味(に見えました)

それでも、小林ナビゲーターと演者のやりとりで時折笑いも。

『ヴァイオリン協奏曲集「四季」より『秋』第1楽章』では、
演奏後、演者の皆さんを、横一列に並ばせて演奏してみて、
「どうですか?」と小林ナビゲーター。
円状に向かい合って演奏するのと、横一列で演奏するときの
音の広がりとかを言いたかったようです。

『トランペット吹きの休日』の時などは、
トランペットの多田さんに、
「トランペット吹きの休日と言うことですが、休日はいつも何を?」
などと問いかけて、多田さんが、
「今日は日曜日。休日ですね。休日は・・・練習しています。」
などと応えていました。
まぁ、巨匠を前に、そう言わざるを得ないですよね(笑)。

『星に願いを』の時は、ホルンの氏家さんのソロパートが有るんですが、
それ以外の演者も、普通の大きさで演奏したので、
ソロパートが判りにくいと感じたんだと思います。
ミュートは無かったんですが、手やハンカチなどで簡易ミュートを
用意させて、ホルン以外の楽器を抑え気味にして、
演奏することをやらせてみたりして、若手音楽家に対する、
教育的な感じもしましたね。

最後の第三部では、テノール歌手の村上さんが熱唱。
そこまでも、それなりに盛り上がっては居ましたが、
村上さんの熱唱で、終盤ですが一気にヒートアップした感じです。
この時も、最後の曲“誰も寝てはならぬ”の説明の際は、
「オリンピックで荒川静香さんがメダルを取った、あの曲です」
と言う、物凄いザックリした説明。
まぁ、それで判りましたけどね(笑)。

アンコールは二曲。
一応、小林さんが曲名も説明してくれたんですが、
寡聞にも私は知らない曲だったので、覚えられませんでした。

いやぁ、音楽も時にはイイです。
もっと、色々聞きたいですね。
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