以前、京都に行った時のこと。
円柱形のホテルに着いて、
フロントの係りの人に
名前を告げると、
申し訳なさそうに、
「申し訳ありません」と言った。
エッどうしたの。
「実は、お貸しする予定の部屋を間違って
他の方に貸してしまいました。」
エッエッ。
「それで、申し訳ありませんが、
スィートルームでよろしいでしょうか?
お値段は、もとのままです。」
一瞬、部屋がないので、
従業員の部屋で良いか?
と聞かれると思っていたら、
なんと、
スィートルーム。
「良いですよ。」と答えた。
当たり前だけど。
行ってビックリ。
部屋が二つもあって、お風呂も広い。
窓からの眺めも良い。
こういう部屋ってあるのか。
旅行から帰って、
旅行会社の方に、この事を報告したら、
「ラッキーでしたね。」と言われた。
そう。
ラッキーなことって
あるんですよね。
はじめは最悪に思えたことが、
後で考えると、
自分にとって良いことだった。
多分、誰でも体験していると
思います。
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