ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

会津若松の旅-3 御薬園

2010-10-25 12:59:57 | Stroll


秋風に荷葉うらがれ香を放つ おん薬園の池をめぐれば   与謝野晶子


「御薬園」とは、室町時代に霊泉の湧きだしたこの地に、永享4年(1432年)、蘆名盛久が別荘を建てたのがはじまりと言われている。
その後の江戸時代の寛文10年(1670年)、会津藩2代藩主保科正経が領民を疫病から救うために園内に薬草園を作り、
3代藩主松平正容が貞享年間に朝鮮人参を試植し、その栽培を民間に広く奨励したことから、それが名前の由来となっている。

この季節ゆえ、薬草の名札ばかりで花や葉などがほとんど見られなかった。
わたくしは「薬草園」だとばかり思っていましたが、これはどちらかと言うと「庭園」だったようですね。

わずかに撮影できたものを……。まずはひときわ華やかだったこの花を。












これは「心字の池」です。水源は「女滝」だそうです。