イヴ・サンローランのクーロス。
気に入っていたのだが、もう生産終了して手に入らない。
イグレックもリヴ・ゴーシュもなくなってしまった。
さいわい未使用なのでたっぷり入っているのだが、消耗品だから
使うと減る、しかし新しく買うことはできない。
うーん、なんとももどかしいね。
このまま死蔵させるしかないか。
「使ってなんぼ」のものを使わない、という選択(笑)。
買収される前の、サンローランが一番輝いていた時の製品だね。
今の名前だけサンローランには、何の興味もなし。
やっぱりカリスマの開いたメゾンは、亡くなってしまうと衰退するんだね。
シャネルはカール・ラガーフェルドでなんとか持ち直したけど。
しかし、残っているのはパリ(製品名)だけかぁ。
ほかにもけっこう良い製品があったんだけどな。
今の時代では売れないのかなぁ。
おまけ
今から20年くらい前の雑誌で「永遠のベストセラー・名香のすべて」という
特集記事があった。
しかし今読み返してみると、残っているのはこく僅か。
なんだよ、全然永遠じゃないじゃん。
永遠なものなど存在しないのか、それとも現代の変化が
激しすぎてすぐに古いものになってしまうのか。
年寄りのように、昔のものに肩を持つわけではないが、
少なくともボトルに関しては、昔の方が格好いい。
凝ったボトルにして、それでコストを上げるわけにはいかない、
という事情があるのかもしれない。
しかし、フレグランスというのは、
「お姫様に変身させてくれる、魔法の薬」
という夢のようなコンセプトがあるのだ。
夢を見られるようなボトルにしてもらいたいね。