ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

1976 Stratcaster

2009年01月28日 | ナット・サドル作成・調整
1976年製ストラトキャスターをお預かりしました。ナット調整と、フレット浮きの補修です。


ご本人の希望で、ナット溝は極限まで深くしました。強く弾くとビレます。

「ビレず、なお且つ弾き易く」を理想とし、常に「ビレ」と「弾き易さ」とのせめぎ合いの中でナット調整は行われます。ふたつの要素の兼合い、その関係性、という話になると、おそらく一ヶ月の連載をしなければならないくらい奥が深いものですが、結論は一言「ギターとスタイルとプレイヤーによって違う」。おそらくそれが究極の答えであり真理ではないかと思います。

ネックのポケットにシムを挟んで仕込角や弦の位置を変えることはよくあることです。木片やプラスチックを使うことが多いのですが、ナイフ使っていたのには驚きました。


お問い合わせ ABE GUITARS


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする