フレットすり合わせ続行中ですが、平行してストラトの指板面塗装を進めています。ウッドシラー後、サンディングシーラーを4コートほど吹き付けてカラーリングに進んだのですが、色合わせがいま一つ納得いかず、敢え無くやり直しとなりました。
ネック厚み調整の項でも触れましたが、カラーリングには「色の因数分解」が必要で、同時に木地の色を考慮する必要があるため、オリジナルカラーに近づけることは至難の業です。今回はヴィンテージアンバーを吹いた後、薄い赤系で補色すればOKと思ったのですが、黄色が強すぎ、そのまま他の色を重ねても目指す色合いは出せない、と判断しました。そのままトップコートを重ね、層ができてしまってからのやり直しの判断では時間のロスになるため、納得いかなければ早めの決断が得策なのです。
カラー拭き取りにはラッカーシンナーを使用。ウッドシーラーの層を残すことができ、再度のカラーリングが楽になるからです。因みに、アセトンでは溶解力が大きいため下地まで落ちてしまい、ネック側の塗装にも影響が出る恐れがあるため、こういった場合には適しません。
拭き取った後の指板面は、カラーリング前の状態よりも平面が綺麗に出ていました。サンディングシーラー吹付後にペーパーをしても平面をうまく出せなかったので、正直なところ、これでよかったと思ってしまいました。怪我の功名というか、皮肉とでもいうか…。また一つ「経験を積んだ」ことになりますが、経験というものには本当に時間がかかり、本当に忍耐を要するものだと、切に思います。
(*)画像はありません。「試行錯誤」とは言え、やはりそれなりに動揺したので客観的に作業を捉えることができませんでした。そこをサッと切り替えて、自身を客観視できたら、修行も堂に入ったと言えるのでしょうが、そのレベルにはまだまだです。
お問い合わせ ABE GUITARS
ネック厚み調整の項でも触れましたが、カラーリングには「色の因数分解」が必要で、同時に木地の色を考慮する必要があるため、オリジナルカラーに近づけることは至難の業です。今回はヴィンテージアンバーを吹いた後、薄い赤系で補色すればOKと思ったのですが、黄色が強すぎ、そのまま他の色を重ねても目指す色合いは出せない、と判断しました。そのままトップコートを重ね、層ができてしまってからのやり直しの判断では時間のロスになるため、納得いかなければ早めの決断が得策なのです。
カラー拭き取りにはラッカーシンナーを使用。ウッドシーラーの層を残すことができ、再度のカラーリングが楽になるからです。因みに、アセトンでは溶解力が大きいため下地まで落ちてしまい、ネック側の塗装にも影響が出る恐れがあるため、こういった場合には適しません。
拭き取った後の指板面は、カラーリング前の状態よりも平面が綺麗に出ていました。サンディングシーラー吹付後にペーパーをしても平面をうまく出せなかったので、正直なところ、これでよかったと思ってしまいました。怪我の功名というか、皮肉とでもいうか…。また一つ「経験を積んだ」ことになりますが、経験というものには本当に時間がかかり、本当に忍耐を要するものだと、切に思います。
(*)画像はありません。「試行錯誤」とは言え、やはりそれなりに動揺したので客観的に作業を捉えることができませんでした。そこをサッと切り替えて、自身を客観視できたら、修行も堂に入ったと言えるのでしょうが、そのレベルにはまだまだです。
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