競馬の過去レース回顧録

競馬過去の重賞レースの結果や回顧録をご紹介します。

2019年チャンピオンズカップの結果、払い戻し、レース振り返り

2020-06-22 11:27:09 | 競馬レース結果
1着:クリソベリル
勝ちタイム:1:48.5
ラップ:12.8 - 11.3 - 12.5 - 12.1 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 12.1
テン:4F 48.7 - 3F 36.6
上がり:4F 47.7 - 3F 35.7

すごい競馬を見にいく馬事総論もご覧ください。

ダート界の頂点を決める中央競馬のG1レースがチャンピオンズカップです。毎年ダートで活躍した馬が一堂に会するレースで、2019年の出走メンバーも超豪華。
1番人気のゴールドドリームは2016年にデビューしてからダート界の一線級で活躍し続けている名馬中の名馬。前走のマイルチャンピオンシップでは3着、その前のかしわ記念では1着と、ダート界G1では高い確率で3着以内に入っています。
2番人気で推されたのはクリソベリル。新星の如く現れたダート界のニュースターで、チャンピオンズカップまで無傷の5連勝。それも全て圧勝という圧巻のレース運び見せている馬です。新星クリソベリルか、はたまたベテランゴールドドリームか。結果は…?

結果


2019年チャンピオンズカップのレース結果は以下のようになりました。
1着:クリソベリル(川田)
2着:ゴールドドリーム(ルメー)
3着:インティ(武豊)
4着:チュウワウィザード(福永)
5着:キングズガード(秋山)
6着:オメガパフューム(デット)
7着:ヴェンジェンス(幸)
8着:タイムフライヤー(マーフ)
9着:ウェスタールンド(スミヨ)
10着:ロンドンタウン(岩田康)
11着:ワンダーリーデル(横山典)
12着:モズアトラクション(藤岡康)
13着:ミツバ(和田)
14着:ワイドファラオ(Mデム)
15着:サトノティターン(ムーア)
16着:テーオーエナジー(川須)
2019年のチャンピオンズカップを制したのはダート界に現れた新星クリソベリル!ゴールドドリームも安定の2着で、インティが3着に入賞。1番人気から3番人気の馬が1着から3着に入賞するという結果になりました。

払い戻し



1番人気から3番人気の馬が上位を独占した事で、払い戻しはかなり少なくなっています。
単勝:5(440円)
複勝:5(170円)、11(130円)、4(190円)
枠連:3-6(490円)
馬連:5-11(960円)
馬単:5-11(1,820円)
ワイド:5-11(380円)、4-5(670円)、4-11(410円)
3連複:4-5-11(1,900円)
3連単:5-11-4(8,980円)
単勝オッズは440円で、3連単も1万円に届かないという結果に。結果を見れば1番人気から3番人気の馬がきた形になりますので、ガチガチの決着という事になりました。

レース振り返り


暮れのダート決定戦は毎年数多くのダート界の有力馬が集結する。2019年に開催されたチャンピオンズカップも数多くのダートで名を上げた名馬が集結しました。新星の勝利か?古馬の意地か?皆が注目したドキドキワクワクの一戦となりました。
レースは序盤からインティが先導する展開。2年前のこのレースの覇者であり、常に高いパフォーマンスを発揮している1番人気のゴールドドリームも好位置をキープ。これを見る位置にいるのがチョウワウィザードとオメガパフューム、有力馬が位置取りに成功する中、クリソベリルもインティの直後に入り3番手を確保します。鞍上の川田騎手も言う事なしの望んだ通りの展開と離すように、完璧なポジショニングをキープしながらレースを進めていきます。
ここまでのクリソベリルは全てのレースを完璧な走りで完勝しているものの、チャンピオンズカップのような古馬一線級の馬との対決は初めて。本当に通用するのか…?その答えは最後の直線で証明されました。
川田騎手が「両サイドの素晴らしい馬たちを相手に、自分で抜け出してくれた」という力強い末脚を繰り出して、クリソベリルは先頭でゴール!無敗のまま優勝するのは2002年エリザベス女王杯のファインモーション以来となる大偉業となりました。
「同世代では抜けた力があることはわかっていましたが、一線級と走るのが初めての中、どうかなという思いもありました。着差は僅かでも、勝ち切ってくれて何よりです。枠の並びも良く、インティが行ってくれて、良い位置が望む形で取れました。インティが止まることはありませんから、インティが道を作ってくれる中、この馬も少しずつ加速させて行きました。まだ体も大きくなっている最中で、その過程の中ここまで手が届いたのですから、改めてポテンシャルがあると思いました。人気に応える形で、馬も頑張ってくれました。JDDに続きJRAでもGIを取ってくれて今後期待も大きくなる中、その瞬間を一緒に過ごせて行けたらと思います」
レース後の川田騎手はこのようにコメントしています。今後もますますの成長が期待できる馬であり、体も大きくなっているという事なので、これからますます手のつけられない馬に成長する可能性があります。

「クリソベル」は規格外の走りをしている3歳馬で、来年は更なる飛躍が期待されているのでここでは負けられません。
「ゴールドドリーム」は過去の実績から考えて、対抗として押さえておきたい馬です。
引用元:チャンピオンズカップ2019年過去から見る3つのレース傾向とウマダネ独自の予想

まとめ

2019年のチャンピオンズカップのレース結果、レース展望、払い戻しを紹介してきましたがいかがでしたか?新星クリソベリルの優勝で幕を閉じましたが、古馬であるゴールドドリームも意地を見せる素晴らしい展開となりました。
無敗のまま優勝するのは2002年エリザベス女王杯のファインモーション以来となる大偉業であり、更に勝ちタイム1:48.5はレコードと記録つくめの勝利となったクリソベリル。ダート界を席巻するニュースターホースの誕生に日本中が沸きましたね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿