Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

おくりびと

2009-03-15 08:37:47 | エトセト等
映画を見たのは「ポニョ」以来.映画マニアには笑われそうだが,平均的な市民というのはこんなものだ.ふだんパソコンのモニタでテレビを見ているので,映画って画面も音も大きいなー,というのが第一の感想.

納棺師という職業は初めて知った.小道具の扱いに茶道のようにいちいちもったいを付けたり,ひらひらと踊るように遺体の着せ替えをするのは,映画だからなのか,それとも実際もそうなのか.
アカデミーなんとか賞だそうだが,ガイジンは珍しさ・好奇心で釣られたのだろう (俺もガイジン並みか)!
葬儀ビジネスを扱った古いアメリカ映画にラヴド・ワン (囁きの霊園) というのがあったが (あのころはマイナーな映画をよく見ていたのに,これは見なかった),こちらとの温度差はカルチュア・ショックかも.

内容はこの職業を紹介するだけのことで,筋といってもエピソードの積み重ね.死んだ父親が石ころを握っているというのは,なんだかおかしい.
本木夫の職業にほとんど無関心だったくせに,とつぜん「けがらわしい (穢らわしい)」などという死語 ! を吐いて飛び出して,またなにごともなかったように戻ってくる広末妻はへん.ゴシップが作る広末さんのイメージと重なり,広末なんかと結婚したら大変なんだな...などと思ってしまう.
でもふたりが暮らす元喫茶店のセットは良い感じ.
本木くんのヌードで,飛行機の中で見た「シコふんじゃった」を思い出した.

とかなんとか言っても,見ている最中はおもしろかった.映画はそれで十分だ.

でも「お葬式」のほうがセンスが良かったな.

カットは,オリジナルグッズのひとつ,
*****
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けむりが少なく残り香が爽やかなスティックタイプのお線香です。
ホワイトフローラルの上品な香りが、あなたを安らぎへと誘います。
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とのことです.
コメント (4)
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