ピアノのひとつのキーが,押し下げると上がらなくなってしまった.
蓋を開けて覗いてみたが見当がつかないので,調律さんのご出馬を仰いだ.
原因は赤で囲んだ部分で,鍵盤の前面に貼ったプラスチックが変形し膨れて,手前の黒枠と接触するとバネのようになり,そこで鍵盤を抑える (押さえる?) ことであった.
この時代の YAMAHA ではコストを抑えるために ,上面に貼るプラスチックと前面 (写真では丸で囲んだ部分) の材質を違うものにしたが,その報いが今来たらしい.いずれ,他の鍵盤もこうなるだろう.
鍵盤を全部 浜松に送って表面を貼りなおすと3万円だそうだが,とりあえずは膨れた部分をヤスリで擦ってもらって良いことにした.
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小方・高田・中川・山本 著
「視て聴くドレミ - フーリエ音楽学への招待」大阪大学出版会(2013/03).
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