美輪明宏の十八番だが,ご幼少のみぎり,すなわち昭和20年代に学校で流行ったあげく,子供が歌ってはいけない歌リストに入れられた記憶がある.
オリジナルはソロとコーラスの call-and-response だったはず.
探したら,昭和59年10月31日 ラジオNHK第一放送「こんにちはラジオセンター 日本の民謡」の録音が YouTube にあった.ここではもっともらしく「櫓胴突き唄」と称している.
音源は昭和35年5月25日 (放送では32年) 東京都江戸川区小松川の都電西荒川駅前で録音されたとのこと.
録音の経緯が語られた後,歌は2:00から.次第に歌詞もリズムも複雑になる.いちぶは即興かもしれない.しかし東京生まれのやつがれにも (ブンガク的雰囲気はつたわるものの) なにを言っているのかよくわからない.その道の権威に文字に起こしていただきたいところ.
流派が違うらしく,おなじみの「母ちゃんのためなら...」というフレーズが登場しないのは残念.
もうこうしたワークソングを聞くことはできない.
文明は文化を駆逐する !