トップ画像の2首はどちらも秩父市東町の浅賀信太郎さんによる.2/6 にこのブログで話題にさせていただいた最初の「俺と結婚してから...(画像 上)」について,Facebook で以下の問答があった.重複になるがまとめさせていただくと...
AO : 「なっていった」より「なってきた」のほうが臨場感がある,なんちゃって.
YK : そーですねー.歌会風に言ってみると,上三句が破調なので,下二句はきっちり定型に納めたのかなとおもいました.あと,「なっていった」なのに「みんないってる」と時制がねじれてるので,これはひょっとして,今じゃなくて過去のことをいってるのかもとおもったりもしました.なんてねw
AO : 故人のことを歌っている印象もありますね !?
YK : そうなんですよ!! で ちょっとしらべてみたら,こんなのみつけちゃって,しんみりしました,リンク先の最後のページ.
リンク先は秩父市 市報 2023 年7月号.最後のページは「市民文芸」で,この号は入選短歌 10 首を掲載.第2首がトップ画像の「女房は三寸菖蒲...」であった.選・評は綾部光芳さんで,この歌については
「浅賀さん,『白いあやめ』は『純粋』『優しさ』『神秘的』など、四月に亡くなられた奥様にふさわしい花言葉です」.
朝日歌壇の「俺と結婚してから...」に対する永田和宏さんによる選評は
「惚気 (のろけ) か自惚 (うぬぼ) れか,いや能天気か」だった.
「惚気 (のろけ) か自惚 (うぬぼ) れか,いや能天気か」だった.
「能天気」はちょっと気の毒だったかも.
YK さん,ありがとうございました.
ところで,トップ画像の墨跡 (ではなく書跡) はどうでしょう.実は仕事メモ書きフォントでした.