Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

続 ワイングラスで音楽

2008-08-05 07:57:26 | 新音律
近所の近畿大学工学部で公開講座を聴講.西村公伸先生による「楽器の仕組み」.

ワインの瓶に唇をあてるとぼーぼーと鳴る.
先生「水をたくさん入れたほうが,
A 高い音になる B 低い音になる
どちらですか」

答はA.瓶に水を入れた残りの空気の高さが,笛で言えば長さに相当する.水が多い方が空気が短いから,音が高い.

ワイングラスの縁を濡れた指で擦るぴーっと鳴る.
先生「水をたくさん入れたほうが,
A 高い音になる B 低い音になる
どちらですか」

ぼくはさっきの問題の先入観でひっかけられ,間違えてしまった.答はB.

先生の説明.振動周波数すなわち音の周波数は,バネ定数の平方根に比例,質量の平方根に反比例する.
瓶を鳴らすときは,瓶に残った空気がバネの役目を果たし,長いバネがゆっくり振動するように,気柱が長いとゆっくり振動する.
グラスの場合はグラス自体が振動する.水が多ければ質量が大きく,振動数が小さくなる.

そうだった!! というのを後で思い出した.
瓶の方は計算に乗るが,ワイングラスの方は難しいそうだ.

画像は講座のときのものではありません.
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2 コメント

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フムフム (みなが仙人)
2008-08-07 15:21:03
高校の物理の範囲では、こんな話は記憶にありませんね。
たぶん受験とは関係なかったんだろうな。
返信する
Re 高校物理 (16トン)
2008-08-08 07:45:42
ビンを吹く方はともかく,グラスを擦る方は大学物理でも説明は難しいように思います.
返信する

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