佐々木マキ「ゆめみるナッティー・ナンバーズ」亜紀書房 (2024/4)
出版社の惹句は*****ゆめみる少女ナッティーが迷い込んだ世界は、奇妙で不思議なことばかり。 あふれ出すイメージの洪水の中を自由に泳ぎまわる、ナッティーの大冒険がいまはじまる!*****
ナッティーは7歳半の設定だが,不思議の国のアリスみたいなストーリーがあるわけではない.隣接するコマに辛うじて連続性が感じられる程度で,どこまでもシュールでアバンギャルド.毒はあるかもしれないがポップなオブラートに包まれている.
ナッティーは7歳半の設定だが,不思議の国のアリスみたいなストーリーがあるわけではない.隣接するコマに辛うじて連続性が感じられる程度で,どこまでもシュールでアバンギャルド.毒はあるかもしれないがポップなオブラートに包まれている.
20 年ぶりのコミックスだそうだが,うれしいことに作風は 20 年1日であった.
同じキャラクターが何度も登場し,ナッティは「きょうはなにもかもへんてこりん」とつぶやく.童謡や昭和の流行歌をバックにコマが進む.
図書館の新着図書.図書館に行かなかったら出版されたことも知らなかっただろう.でもファンとしては,自分の書棚に欲しい本.
じつは第1話「現場のネズミ」だけはウェブで公開されている.
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