Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

科研費の季節

2014-10-09 08:11:57 | 科学


大学等の研究者の研究費は天から降って来るものではない. とくに自分のアイデアを実現したければ,この図の左上にある科学研究費,略して科研費を獲得するのが一番の早道である.秋はこの科研費申請の季節である.
これは競争で勝ち取るものと言うことになっている.実は定年前後から審査する側に回った経験もあるのだが,はっきり言って自信満々で審査したとは言い難い.申請側にいたときは,「当たるか・当たらないか」と言う感覚だったが,それも当然と思うに至った.

さて,ここからは私事だが,例の「心拍メトロノーム」実現には高価な無線聴診器等と計算機システムを買いそろえるのが早道.そこでお遊びを研究に格上げして,数十万円の研究助成金をせしめようと思い立った.ある民間財団の助成に応募したかったのだが,組織に属していることが応募条件とある.金銭的な事務は組織を通すことになっているのである.
実は某大学共同利用機関法人の名誉教授と言うことになっているので,そちらに応募できるかどうか打診したら,駄目ですと言われてしまった.説明は理解できなかったが,理解しても無駄である.

ただし,科研費なら機関所属の研究者として応募できるのだそうだ.

そこで改めて科研費の公募要領を検討した.小額なもののうち「若手」を対象とするものと「萌芽」的なものには該当しない.基盤研究 C という種目があって,強いて言えばここなのだが,研究費 500 万円まで,研究機関 3-5 年とある.3 年後はまぁ生きてはいるだろうが (と書いたところへ自分より若い人の訃報),そんなに長大な研究ではないし,500 万円とあるところに 50 万円申請するのも馬鹿にしているみたいだ...と言うわけで,合えなく撤退.

やはり初志貫徹で DIY 的に行けということか !

冒頭の図は科研費の公募要領より.

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