郵便料金不足

二人展というのをやっている．その案内はがきを出そうと，切手を買ったとき，郵便局の方が「こちらで貼って出しておきましょう」といって下さったので，おことばに甘えてはがきごと郵便局に置いてきた．

はがきの表には展覧会場の地図と住所を書いた．展覧会場が差出人となり，投函場所とは違う管内となった．

ところが，一枚のはがきの切手が途中ではがれた (あるいは最初から貼ってなかった) ．受取人は投函場所と同じ管内で，差出人の管内ではない．この場合は配達され，受取人が不足料金を支払う規定．ところが受取人 (となるべき人) が「ふん，ダイレクトメールか」といって，不足料金の支払いを拒否した．つまり，受け取りを拒否した．はがきは展覧会場に転送された．

なんだか手間がかかることをやっているなぁ．
この場合，切手を貼ってくれると言った，あの親切な郵便局にクレームをつけたものだろうか．

後日談．
この受取人はしたたかで，はがきにあった展覧会の場所と日時はしっかりメモリーにインプットし，展覧会場にお姿を現した．

結局，だからどーだったというの
心配は，切手がなかったのはあの一枚だけかということだ．

絵を譲って...

「絵を譲って譲っていただけるのですか」とおっしゃる方が出現し，J 子は有頂天．しかし家に帰って日曜画家の教科書みたいなのに，「アマチュアの絵は描くことを楽しんだ後のかすみたいなもの，どうしても，とおっしゃる方からは額縁代プラス絵の具代くらいをいただきなさい」と書いてあったのに反省することしきり．その後のなりゆきは...本人に聞いて下さい．

さてCDケースのほうは，額縁代プラス絵の具代だと100円くらいだが，プラダン代とか交通費とかでふくらませて，僭越ながら1500円ということにした．「これいただくから赤丸つけといて...」という方からは取りっぱぐれがないとして，仮想収入でこの写真の木彫りを買ってしまった．

同じビルの「川島康史　木彫展」での作品．会場の中心には現代彫刻ふう，これを取り囲むように仏像が配置されていて，作家 (仏師?) によれば，祈る側と祈られる側だそうだ．この作品は祈られる側．お地蔵様だろうか．楠の樹皮の側から彫ってある．
出雲からご家族でお出でになっていたが，祈られる側のお顔はお嬢さんをふっくにさせたような感じ．

展覧会のほうは，土日でも閑散として退屈だ．冷房完備で内職ははかどる．通行人がぶらりと入ってくるということがないのは，やはり銀座なんかと違う．ビルの3階と5階にJ子の作品，4階にぼくのという配置で，その間をうろちょろするので，運動にはなるようだ．

めざせ! 播磨灘

サッカーがばれて二場所休場を言い渡された朝青龍がノイローゼだそうだ．安倍首相よりずっと純情だ．

朝青龍から「ああ播磨灘」を連想したのは，ぼくばかりではないだろう．さだやす圭のマンガの主人公，この播磨灘はめっぽう強い横綱で，負けたら即引退を宣言し，協会と全力士を敵にまわして快進撃する．

朝青龍にはこの際腹をくくって，興行成績に一喜一憂するくせに，国技だ品格だと建前を並べる協会に，宣戦布告してもらいたい．
テレビでみるかぎり，悪役ぶりは十分．でも，心身共に弱すぎかな．

二人展

小方　厚 + 小方順子　CDケース絵・油絵　二人展
8/1(水)-9(木)　10:00-18:00
が始まりました．場所はご覧の通りです．みなさまご来駕下さい．

階段脇の廊下の壁面を利用して，3 階と5 階にJ 子の油絵が各10点，4 階には私のCDケース絵が20点余り展示してあります．
5階に応接間ふうなスペースがあって，お休みいただけます．