爽やかな火曜日、
穏やかな神々が川沿いの土手道を散歩している。
そんな風に思えた!
休日。
鹿児島の施設の義母に贈る30本のカーネーションを折っている!
折るのは祈りの行為やと思う。
折りながら、
ゆっくりと息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。
「たとえどんな不幸を吸っても、吐く息は感謝でありますように」
という河野進さんの詩が浮かんでくる!
爽やかな火曜日、
爽やかな火曜日、
人や自然や出来事を美しくみたい。
そんな思いが強くなる。
醜いものや汚い言葉は見たくない。
「美」という漢字は大きな羊と書く。
古代、神への生贄には、大きな羊が必要だったんやろな?!
と思う!
人やものを美しくみたい!
例え、排泄したお婆ちゃんのオムツでも、
美しいもの、ありがたいものとみたい!
今日、女性のスタッフが、
排泄介助のとき、
「お婆ちゃん、とっても綺麗なウンチが出たね!」
という美しい言葉を聞いて、
ボクは胸が詰まってしまう。
あぁ、世の中ってなんて美しいんだろう!
蝶の折り紙!
壁飾りにしてみました。
おじいちゃん、お婆ちゃん達が夢中で塗り絵をして、折ってくれました!
何故か?
蝶のデザインが突然、頭の中に降りて来る。
蝶の折り紙の塗り絵を描いてみた!
ボクは見果てぬ夢を見ている!
壁飾り、おじいちゃん、お婆ちゃん達が喜んで持って帰ってくれました!
愛が降りて来た!
橋の欄干に両手を添えながら、夕陽を見ていた!11年前、倒産破産した時、
「あぁ、地獄って心の中にあるんやな!」
と思った!
不安にさい悩まれた日々!
体重が15キロ減り、胃潰瘍で大量に血を吐いた。
地位も名誉も財産も無くした!
今、貯金もなければ借金も無い!
「無一物中無尽蔵」
そんな言葉が降りてくる!
鹿児島の介護施設に入っている義母のために、30本のカーネーションを折っている!
1本折るのに30分かける。
1本1本に想いを籠める。
ボクが小学4年のとき来た義母はボクをホントの子のように育ててくれた!
愛はそこらじゅうに転がっている。
人がどうしたかとか、人が自分にどうしてくれるかって、そんな風なことって、愛なんやろか?
人にボクは何ができるんやろか?
そんな風にしかボクは考えられない!
義母は何も言わずボクを愛してくれた!
だから、想いを籠めてカーネーションを折っている!