私と兄でバタバタと通夜、葬儀の打ち合わせを斎場のスタッフたちと。
どんどん提案を出してきて、サイン攻め。
こっちはゆっくり決定する余裕なんてないから、
「それでいいです」「それにしといてください」
商売上手だねっ!!
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家族葬でやってほしいという故人の遺志だったので、そのように伝えたのに
通夜が始まってみると、なかなか立派な祭壇ができあがっている!
地方だと新聞に当然のように載せてしまうので、「密葬」にはならないみたいだ💦
えええええ?
通夜が始まって、弔問客がどんどんやってきた。
私が子供のころに近所にいたおばちゃんだ!とか、父の会社関係のひとだ!など懐かしい顔ぶれがちらほら。
中には私達遺族のお悔やみを言いにやってきて、少しお話になる方もいた。
母の友人A:去年、久々にお母さんに電話したら、『私が電話するまでしてこないで!』って言われた。闘病してるの知らなかったごめんなさい。こんなに急になぜ?
父関係の人:去年、●●会があって、お見えになったとき、元気で食事を全部残さず食べてたのに・・・。
民生委員さん:お母様、気丈で「アナタの世話になんかなりません!」っておっしゃってたのに・・・。
親戚A:亡くなる1週間前に、〇〇屋の鯛の刺身とうなぎの蒲焼買ってきてと言われたから持って行って、全部食べてたのに・・・。
なんかみんなトゲがある~~
他にも、毎週、新しい下着を買いに行かされてた、とか、いつもジュースを頼まれてたのよ、とか
いろいろ係りを分担させてパシリをさせていた模様。
人をこき使い、操るのがうまいっていうかなんていうか・・・。
でもこうして通夜に来てくれるんだから、みんななんていい人なのっ!!!
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幸い、
アッちゃん、お母さんとはいろいろあったけど、やっぱり生んでくれたお母さんがいなくなると寂しいよね、元気だしてね
とか
アッちゃん、いろいろあったけど、もう亡くなったんだから許してあげなよ
などなどデリカシーのない言葉を投げかけられることはない。今日まで一度もない。
ほっとしている。
そんな言葉かけられたら、どう返事していいかわからないから。
自分でも驚くくらい、引きずることもなく 苦笑
終わった終わったお疲れ様自分!
です。
そんなエピソード語られて、思わず吹き出しそうになっちゃった
自分の心の中からも整理整頓をして引きずることなく生きてください。
いいんですよ。その方が。
整理してあげないと成仏できないと大変ですから。
終わった、終わった。とりあえず第一段階クリア。
うちの母の場合も、家族葬なのに結構立派な祭壇でしたよ。
ただ、うちの場合は参列者はほんとに家族のみ。
そしてやはり地方だから訃報が地元の新聞に載って、
翌日以降にお仏壇にお参りしたいという人がだらだらと来て、
かえって大変だったみたいです。
だからアッちゃんとこはお通夜にみんな来てくれて、
対応が一度ですんでかえってよかったのでしょう。
それにしても、弔問客がみんな思いの丈を
はき出さずにいられないというお通夜もなんだかねえ・・・。