feel.

レンズを通してみえたもの。感じたこと。

ライカが人生に仲間入り。

RING JACKET.

2018年03月17日 | ファッション
以前のブログにてカジュアルで仕立ててみたいと書いた大阪発のスーツブランド”リングヂャケット”

品質がとても良かったので僕にはとても気になる存在となった。

そんな折、ヤフオクにて中古(というか店に並んでドロップしたものっぽい?)の出物を発見。

今回のフルオーダーではフォーマル度合いを優先して濃いグレーにしたが、もともとは明るめグレーの色合いを想定していて、今回はそれに近い出物

ラペル幅が8.5cmとあるので184ラインだろうか

出品者リングヂャケットの工房がある大阪・貝塚の隣町だ。なんとなく信用はできそうである。

現状ではとっても安い。

これは行ってしまうべきではないか。

サイズが42とある。さてどうだ

ということで週末にメンズ館に出かけてRING JACKETの店で羽織ってみる。

うん、42でぴったりだw


早速ヤフオクにて応戦開始

結果、12万円のスーツが1.9万円で落札できた。

送られてきたものは実に綺麗で着られた感じはない。ラペルの折り返し部分が折れて潰れてしまっているので何とかしたいと思っていたところはt-falのスチーマーでなんとかできた。

生地はグレーのシャークスキン。石田洋服店で最初に目をつけたモノ

秋冬モノというだけあって厚みが有って暖かいし、柔らかく心地よい。

実際に着てみると腕が1cmほど長く、足が4cmほど長い。

早速地元のお店でお直しをかけてもらった。

流石に石田スーツと比べると余っていたりのっぺりしてる感じは否めないが着心地は良い。

うむ、これで2万いかんのなら満足だ。因みに投稿忘れで数ヶ月前の話です

COL オーダーシャツ.

2018年01月12日 | ファッション
オーダーを入れて約一ヶ月、コルウさんからシャツが仕上がったと連絡を頂いた。

初めてのオーダーということで基本的には店のおすすめで仕立てていただくことにした、真っ白のプレーンなシャツ。

生地はぱっと見で薄く繊細。ちょっと頼りない感じ?良い生地は薄いもんだと聞いたことはあるがこういうことなのだろうか(・ω・)

広げてみると脇の下がぼわっとボリューミーで見た目に違和感があるほどで、これが僕の体格なんだと思うと客観的に凄いなと思う。

羽織ってすべてのボタンを止めてみると、体のラインのちょっと外側を綺麗に覆ってくれおり動かしても全然無理がない。

これは快適だ。

しかし一番上のボタンを留めると首元に指一本分ギリギリの余裕しかない。

何度か洗って縮んだら更に窮屈に?もしかしたらここはいまいちな点になるのかもしれない。

まぁ一発目からパーフェクトな代物ができるとも思えないので、これは改善ポイントになるのかな。

そしてこの日は白のインナーをきた状態で、やはり透けた。インナーの対策が必要だな


ショップのSさんいわくお腹周りはもう少し攻めることはできるが、最初なので無理はしてませんと。

ふむ。確かに少しくらいの余裕はあるっちゃあるが、ぜんぜん大丈夫だろう。次に仕立てることがあればもう少し詰めてみてもいいかもしれない。

後に届く麻布テーラーのそれと比較してみよう。


ちょうどこの日は石田洋服店で仕立てたトロフェオジャケットを羽織っており、ジャケットと合わせてみることができたし、色々とお話に花が咲いた。

良い仕立てだとお褒めの言葉をいただきつつ、コルウさんで仮に次を仕立ててもらうとどうなるのかと言う話で、Sさん曰く「もしかしたら当店のほうがもう少し個性がないのかもしれません」と

例えば僕のスーツは斜めになったポケットであるが、コルウさんはまっすぐのポケットを標準としていることなど。

個性を無理に?出そうとしない姿勢は僕は好きだなあ。

スーツ貯金でもして本当にオーダーを入れてみたいものだ。


そういえば星野源のContinuesツアーのDVDが出た、と彼推しの家族から早く買えメールが飛んできたので、せっかく自分も行ったやつだしと買うことにした。

追加公演で行われた埼玉スーパーアリーナのライブが収録されている

当然のことながら映像はすごく近くからの映像を堪能できるのは生で観るのとはまた違う楽しみ方が。

そこで気付いた面白いことが一つ。彼はコンサートの舞台にスーツ姿で現れるのだが、そのスーツのお見事なこと。

襟付きダブルベストのスリーピースで、素敵な艶のライトグレー生地。

チェンジポケット仕様が特別感のある、如何にも彼のために仕立てられたジャケット。ゴージラインやラペル幅はそげに遊んでる雰囲気では無いが、とにかくベストが目立つ。(時にはジャケット姿で、時にはベストだけの姿で出て来る)

トラウザーズはベルトレスかな?ダブルで仕上げられていた。

ベストにくっついたチェーンや、白とブラウンの二色に分かれたウイングチップの革靴の個性も合わさり更に華やかに。

凄いなぁ遊んではるなぁ彼の趣味なのかスタイリストの仕事なのか

当然東京あたりで仕立ててるのだろうが、どこの仕立てなのだろう?高いんだろうなあ…とため息が出た。笑

ネットで拾ってきた写真を追加。このスーツであると思われる。

イレブンプレイのおねーさん(ダンサー)の服装からしてcontinuesツアーであることは間違いないだろう

襟付きベストしかもダブルなんて考えたこともなかったが、ジャケットなし姿ですごい様になるね

麻布テーラー.

2018年01月06日 | ファッション

バーゲン戦線で頑張りすぎてもうやめておこう…となった日の夜、時間が余ったのでたまたま前を通りがかった阪急梅田駅にある麻布テーラーに入ってみた。

前々から目にしていたし気にはなっていたが入ったことはなかったのだよね。

こちらのお店はパターンオーダーが専門ということでスーツを仕立ててくれるそうだ。

で、シャツの話になってこちらも当然パターンオーダーであること。

梅田店だけは1/2から営業を開始しているが、他の店舗と合わせて1/3から初売りセールをやるのだという。

そのセールの内容とは、パターンシャツオーダー2着が\16,000-でお買い得という年に一年のイベント

すごく混雑するので1-2時間待ちになること必至なのだという。

これは魅力的であるが、パターンオーダーで体に合わせることはできるのか?そこんところを相談してみたら、

バストとウエストの差が24cmまで対応ができるとのこと。

僕は25cmくらい…(年末年始のごちそうのおかげで差は縮小してるだろう)

でも、たかだか数センチお腹にゆとりがあるだけだし、普通のシャツと比べれば全然良い。全部フルオーダーなんてどだい無理だし。

しかし開催は明日。生地もまだお見せできないんです…と。

僕はその晩阪急梅田駅ほぼ直結の宿に泊まることにしているので翌朝一番が可能ではないか。

バーゲンで体力を根こそぎ奪われてしまったものの、ぼろくなってあかんくなってきてるシャツも何枚かあったし、仕事用だと割り切ってこの機会にお願いしてみることにした。



翌朝目覚めても特にやることもなく部屋で本を読むなら待ちつつ読めば良い、と10時オープンに備え1時間近く前から並んでやることにした。

そしたらしばらくは僕1人。30分前で1人が待ち列に加わり、15分位前からはわらわらと人が集まりだしオープンの頃には10人ほどが列をなした。

昨晩のスタッフさんに促され入店すると、みんな一斉に棚に向かう

棚3本にわたってぎっちり詰められている丸められた生地。皆、我先にといくつか手に取る。なるほどこの戦争があるので皆並ぶのか。

そして席につき、最終的に生地をふたつ単位で選択し、後はオプションを決めていく。

幸いと僕は真っ白のものをフルオーダーで仕立てている最中であるので、普段は買いそうにない遊びを入れた生地を2つ、選ぶことにした。

一つは赤で太めの縦ストライプでシャープな感じ。もう一つは青地に1.5cmはあろうか太い白のクロス柄?上の写真の生地

前者はワイドカラーでシャープな感じ。後者はボタンダウンのカジュアル風に

ボタンだけを有料オプション500円でプラスチックではない貝ボタンを選び、他はオプションを付けない範囲でちょこちょこと遊ぶことに。

幸いと前日から対応してくださったのが店長さんであったため、知識も豊富で優しくアドバイスを下さって、長く迷うことなくささっと選んでいくことができた。

採寸は前日のうちに済ませておいたので更にスマートに。因みに腕時計をはめる左手だけ太めにしてもらうリクエストはokありがたい。

結局30分位で終わらせることができたのかな。

仕上がりは2ヶ月後の3月頭。このセールで注文がすごい量になるため、納期がかなり掛かるのだそうだ。

しょうがないね。のんびり待つことにしよう。

愉しみだ。

ROGER DUBUIS.

2017年12月16日 | ファッション

車を手放した機にやることやっとけ企画の一つ、ロジェデュブイとロレックスのオーバーホールが完了した。

ロジェに関しては如何にも女性用のサテンストラップが6年間の使用に耐え役目を終えようとしていたので、グレーのクロコダイルストラップをオーダーしていたのだ。

ポルシェのシルバーに始まり、このグレー、スーツもグレーとモノトーンの再評価が僕の中で根付いている。

オーバーホールは二ヶ月ほどで仕上がったものの、ストラップが仕上がるまで三ヶ月。カミネさん、お世話になりました。

そしてその間の様々な誘惑、ありがとうございました。笑


車と同時に時計も断舎離し、上記の二本だけを残し、スッキリ。


ロジェは破竹の勢いが鎮まりどうなるんだろうと不安になった。それに伴い当初はロジェも断捨離リストに入れようかと悩んだもんだが、”パテックフィリップ出身の技術者によるジュネーブ・シール取得ムーブメントという質の高い中身”に満足度が高いので残すことにした。
裏面から覗くことができるムーブメントの美しさや駆動音が心地よく素敵だ。

アバンギャルドな見た目ではあるが本来レディース用であるが故の大人しさ(メンズ比)、気品漂う(気がする)佇まい。

(文字盤は限りなく見難く飾りであるなと諦めているものの、最近のモデルではローマ数字が見やすく改善されてるところが腹立つ)

そんな時計にグレーストラップを纏わせておけば、艶やかなグレースーツとカリグラフィ靴にマッチングするのではないかと。


シンプルでいつでもどこでも日常で使えるロレックス、アバンギャルドだが中身はしっかりしたドレッシーなロジェの二本立て。

最近ではラインアップがエクスカリバー一本と寂しくなってしまったものの、ランボルギーニと仲良くなって売上は最高潮の頃まで戻ってきているのだとか。

近々アヴェンタドールとは別の車種とコラボするモデルも発表されるとかかんとか。

頑張れロジェデュブイ。最早買うのは不可能だが、身につけて応援はしてるぞ。

COL.

2017年12月14日 | ファッション
神戸・三宮に行く用事があったのだが、三宮といえばコルウさんという仕立て屋さんがあると情報を得て気になっていたので、ちょいと寄ってみた。

三宮駅から北の山の手の方に歩く

店に着く10分かそこらの間にフェラーリF12ベルリネッタ、後ろにカイエン、対抗にレヴァンテなどなどなどなど目を見張る車が一つの視界に入る感じで走っており界隈の景気の良さが伺われる。

さてコルウさんに入ってみると、中は結構に狭く、店舗に手前半分は既成の服や靴やカバン、奥半分はフルオーダー用生地や仕立て中の服など。そしてスタッフさん3人が詰まっていた。

ゼニア生地でおそらく初のフルオーダーをかけようとしているお客さん(僕みたいだ)、仕立て上がったダブルのスーツを取りに来たこなれた感じのお客さんなど、相当に盛況なご様子

そんな中でグレーの3ピースを見事に着こなしている同年代と思われる斎藤さんが予約もしてない僕を丁寧に対応してくださり、普段はこんなにバタバタしないのですがと恐縮しながらお話をしてくださった。

基本はイタリアであるが、国のスタイルこだわらずお客様にあったスーツを提供するとのこと。

石田さんとの違いは工場ではなく店の二階で全部作っていること。

石田さんのお客様がこちらに来ることもあるし、その逆もある。ぜひ仕立ての違いを楽しんでみてください、とどちらの店も当たり前ながら自信たっぷりだ。

色々とお話を伺えて興味を持てたので、まずは来年の友人結婚式用にシャツを仕立ててもらうことにした。

クライミングをやってる人間はやはり体がゴツくなるようで、まず首が凄いと。肩周り、バストが非常に発達しているから通常のシャツは無理。今まで苦労されてきたでしょうと

とりあえず店のおすすめに従い国産の生地を用いて、襟の形や袖のカット、色々と好みを踏まえてドレッシーに仕立てていただくことになった。

納期は約4週間とのこと。

仕上がりが愉しみだ。

復活Silvano Mazza.

2017年12月06日 | ファッション
靴熱が再燃し、かれこれ10年位?寝たまんまになっていた靴を引っ張り出してきた。

Silvano Mazza.当時憧れていたものを名古屋かどっかで手に入れたのだっけな。

ホコリをかぶりあれは立てた姿になっていたものの、磨いてあげればすっかり元気に。

良い革を使っている上に造りも頑丈。デザインはシンプルであるが故に全然使えそうだ。

どうやら今はもうMazzaは存在しないようであるが、靴に罪はない

当時は大切にしすぎてほとんど履いてなかったが、出し惜しみする必要もないし今度こそきちんと履いてあげようということで普段用のローテに導入決定。

フルオーダースーツへの道. 納品.

2017年12月04日 | ファッション
スーツを発注して約2ヶ月。出来上がったよと連絡を頂いた。

清々しく晴れた日曜日。朝イチBMWを車検に出し、走行未だ200kmの218dをお借りし六甲にお出かけ。

発注から仮縫い、書いてないが中縫いを経て4回目の訪問にて仕上がったことになる。

お店に到着したら早速試着

パンツ、ベスト、ジャケット、一つ一つが全く無駄なく無理なく体を包んでくれる。

あまりのピッタリさに感動していたら、芯地が馴染んでいない今は一番最悪の時であり、

何日か着るとじきに馴染むでしょう、とのこと。更に良くなるのだな

背中が窮屈でないのが何よりうれしい。これでもっと身長があったらなぁ

腕の内側だけは手縫いのステッチを入れると擦れてほどけてしまう恐れがあるので入れていないそう。

実際の色合いはこの写真のかんじかな。ダークグレーは写真で表現するのが難しい

ゴージのラインが曲線を描いているのは手縫いだからできることなのだそうだ。

バルカポケット


ラペルの反りも美しい

当然なのだろうが色んな所に手縫いのステッチ。

イタリアのペコラで学んだ技術で縫われたスーツは単なる服ではない。工芸品の領域なのではないかと石田原さんの奥様は仰られていた。

内ポケットの上部にはトロフェオのタグを縫い付けてくださっている

背中にも当然の手縫いステッチ。ひと針ひと針縫ってくれているのだなと思うと、感謝の気持ちが。

最近はアマゾンポイントを使ってティファールのスチーマーを購入してみたのをお伝えしたところ、ケアはそれで良いよとのこと

石田原さんは店にあったアイロンを撤去したのだとか。スチーマーで対応できてるからとのことだった。なんと

大切に大切に着させていただこうと思う。本当にありがとうございました。

来年の3月に友人の結婚式で幹事を務めさせてもらうことになったので、その時までには馴染ませておきたいな。



前日は忘年会で日付が変わるまで飲んでいたので体の中にはカロリーがいっぱい。週に2回飲んだし

天気もいいし暗くなる前に外を走りたい!そう思いすぐに家に帰って10kmラン

食事も一日1000kcal以内に抑えたし、ちょっとは削減できたかな?

せっかくフルオーダーで仕立てたんだ。体型を維持しないとな 有酸素運動をするいい動機付けができた

靴のお手入れ。

2017年12月02日 | ファッション

kiwiの靴メンテセットを手に入れた。

ベルルッティを自分で手入れをすることはおろらくないが、それ以外はきちんとやってあげたいし

今もいくつかケア用品を持っているもののこれを機会にメーカーを揃えて使ってやることにした。

今はYouTubeにてプロが磨き方の指南ビデオを投稿したりしてるので、実にわかりやすい。

ハイシャインでテカテカにできますね

普段靴その1とその2。僕の知識で一度ワックス掛けたらこんなもん

↑YouTube動画を参考に二回目。茶色はMila Schonだった。もう10年位毎日のように履いている靴なので流石にボロいが、そこそこ綺麗に

これはまだ買ってそんな経ってないalfredoBANNISTER

因みにベルルッティは10回はいたら1回メンテが目安

店に持ってきてor履いてきてくれればメンテはすぐにやりますとのこと。有り難いことです

新品のベルルティは流石に硬く、暫く歩くと足が痛くなってしまった。

まだその2回だけ。ガシガシ履くタイプの靴ではないのでしょうがないが、いつになったら足に合わせてこなれてくれることやら。

フルオーダースーツへの道。仮縫い.

2017年11月11日 | ファッション
オーダーを通して約二週間。スーツの仮縫いの準備ができたとのことなのでお店に足を運んだ。

白い目印がたくさんつけられた僕のスーツがハンガーに掛けられている。



ゼニアのトロフェオ生地。なんと美しい光沢よ…

今は生地が寝ているからテカテカしてるけど、スーツとして仕上げる時は蒸気を当てて生地を立たせるので、こんなにはテカらないよとのこと

まずはトラウザーズ

思った以上に薄くて繊細な生地だということがわかる。扱いに気を付けねば…

ストラスブルゴのスーツでは右足の膝下からセンタークリースがズレてきていたのだが、こちらはそれがない。以前にチェックを入れてもらもらったとき言われていたもんな。修正を入れてくれているようだ。流石だ。

続いてベスト。

体に沿っているか、ベルトが見えない程度の長さであることをチェック

今回初めて仕立てるベストはよりフォーマルなスーツになること、何より冬場仕事着だけだと寒い思いをしてるので、こいつを流用すればokということを思いついたので一緒に仕立ててもらったのだ。

最後にジャケット

いいねぇ体に吸い付くようにピッタリ

それでも何ぞ調整とのことで右腕をごっそり外して肩周りを調節してくださっていた。


結果ボタン位置がちょっと落ちていた。より改善されたのだと思う詳しくは分からない

一通りのチェックが終えた所で次は裏地の素材とボタンの確定

裏地は色に遊びを入れられたりすることもあるのだが、今回はベストだけの着用もあるだろうしとあまり遊び入れないことにした。キュプラ100%の黒生地で決定(通常はグレーだそうだが、そこはちょっと遊び)。

ボタンは水牛と椰子から素材を選べたので、立体的な形や変化のある色合いが気に入った水牛の黒をチョイス。

腕を通すところは丈夫な生地を縫い付けることで耐久性を上げるのだそうだ。

こんな感じでだいたい終了

後はもう一度中縫いがあるのだという。この時点ではスーツはほぼほぼ出来上がっているのだとか。

愉しみだ。

色んなことを教えてもらい、日常の会話も含めて1時間半くらいは居座ってしまった。

楽しいひと時、居心地の良いお店(*^^*)

フルオーダースーツへの道。オーダー編。

2017年10月25日 | ファッション
散々悩んだ挙句にオーダーを入れると決めた店は六甲アイランドにある石田洋服店。

店に飾られているサンプルの雰囲気、何より社長の雰囲気や人柄が決め手。比較的リーズナブルな値段も今後に活きそう。

今度はきちんとアポイントを取り、いざ入店。

前回訪れた時にグレーのシャークスキンが目に留まっており、色はそこら辺を攻めようと思っている、と伝える。

スーツを仕立てると決め散々悩んでおきながらも、情けないながらこんなスーツが欲しい!という明確な姿は決まっていない…

迷い過ぎたらあかんからとかいいつつ出してくるわ出してくるわ生地サンプルの山

かねてより憧れがあったゼニアのトロフェオ、次に筆頭はロロピアーナのタスマニアン

他にもスキャバル、チェルッティ、カニノコ、出てくる出てくる…

が、結局は当初の想定通りの二つのどっちかを選ぶことにする。

何も知らないとはいえ以前から憧れにしていた生地であるし、折角の機会だし実現してみればいいじゃないのと。

逆にこんな時にでもいっとかんといつまでたっても同じ夢を見そうだし。

様々なグレーを見ているうちにフォーマルでも使うなら濃い目が良い、グレーは黒よりフォーマルなのだ。英国で…という話に

前回はネイビーを作ったので、後はグレーを持っておけばバッチリではないか。長く使えるスーツには丁度いい。

ほな最初からグレー単色でいこうかなと

当初は曖昧であった方向性が次第に明確な形を作っていく。

左側のロロピアーナは女性服にも展開しているのもあるのか、何となく色気

右側のゼニアはメンズオンリーということでなんとんなくピシッとしたイメージ

今回はフォーマルにも使えるグレーということで、ゼニアのトロフェオを選ぶことにした。

ロロピアーナは(くるかどうかわからんけど)次の記念スーツのお楽しみということで。(^o^)

ベーシックな色なのでこれなら商社がまとめて仕入れて単価を抑えてくれてる物があるで。質は変わらんよ。とアドバイスが

生地の値段だけで3万円も違う。クオリティが変わらないならとそっちを選ぶことにした。

ここまで1時間

さて生地が決まったら次は採寸をしていただく。

通常の採寸に加え鳩型採寸?なるものもやっていただいた。より性格な測定ができるのだという

そして形をざっくり決める

シングルブレストの中一つ止め(3つボタン穴のほうがラペルが立ちやすいとか)

ノッチドラペルで幅は取り敢えず85mm、ゴージラインは高すぎず。

サイドベンツ、チェンジポケットは入れない。袖のボタンは4つナナメ重ね

と、極めてベーシックな形だ。

遊びといえばお尻のポケットを片方なくしたくらいかな。

基本すぐ奇をてらってしまう僕には逆にこれでいいのです。

靴で十分遊んでるしね。


そして最後の最後にジレ(ベスト)も追加することに。

最初は作るつもりはなかったけれど、仕立てに使う生地の長さは変わらんのでいざという時のために置いときますと言うし、よくよく考えれば冬場にほしいと思っていたのだった。

職場では仕事着の下にユニクロで買ったカーディガンを羽織るが、腕がもこもこして動きにくい…

ここにトロフェオのジレがあれば動きやすいし色々暖かくなるような気がしたのだ。笑

そして何よりスリーピースの方がスーツはよりフォーマルになるということ。

この際であるし、一緒に仕立ててもらうことにした。


かくしてフルオーダーへの道は遂に発注に至った。

まだ色々と店を巡ろうかとも考えてもいたが、正直だんだん疲れてきたし…笑

大阪のハービスに入っているマッセアトゥーラや、神戸のコルウにも行ってみたかったかな

前者は当初行こうと思ってた日に予約を入れたらこの日はアカンと断られ、後者はちょっと遠い

全部ひっくるめてご縁がこの石田洋服店にあったということだ。

さぁさぁどんなものが仕上がってくるのか、今から愉しみでならない。

石田原さん、よろしくお願いいたします。

石田洋服店