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ブルゴーニュ農園を継ごうとする3きょうだいの物語。
それぞれの生活があるそれぞれの兄弟に訪れる父の死
人、お金、ワインそのもの…様々な問題をめぐりワインを軸として回転する
個人的にブルゴーニュワインには華やかなイメージをもつが、造る身としては極めて地道で大変な仕事なのだと思う。
みかん農家さんを多く迎える僕としては共感する所が多くあった。
自然に向き合うのはどこも通じるところがあるのかもしれない。
伝統を引き継ぐこと、独自の道を切り開くこと
一人ではなく、三人で。
物語の中にあった言葉であるがオーストラリアのワインはすぐの結果を求められるがブルゴーニュのワインは10年20年先を見据えたワイン造りが求められるという。
それが出来るのは長い歴史と文化に培われた世界を持っているからかもしれない。
フランスの文化を愉しみつつヒューマンドラマにも心打たれる作品だった。
素晴らしきかな、フランスとフランスワイン。
美味しいワインが飲みたい。