今時の子供たちは、正しい日本語を使うことが苦手です。
適当な言い回しや言い方でも通用はしますし、それが本来の正しい用法ではないというような注意も最近ではあまりされなくなってきたこともあるでしょう。
しかし、ACSの教室内では極力正しい日本語を使うことを、なかば強制に近い形で講師にも生徒にも求めています。
それ故でしょうか、子供達の日本語が目に見えて向上しています。
主語と述語の使い方は勿論のこと、どの語でどの語を修飾するか、或いはされるのかを各自がよく考えて言葉にしますし、学年があがってくるに従って、擬人法や倒置法などの用法を工夫して話したりもします。
口から発する言葉でこうなのですから、これを文字にするに当たって若干の時間的余裕のある作文の場合には、更に工夫に富んだ、それでいて正しく綺麗な日本語がそこに展開されます。
ACSでは、保護者面談の場で特に保護者の異論が無ければ、ある程度定期的に作文の宿題を子供たちに課す事を塾として正式に提案し、そして実行しています。
生徒の通塾頻度にもよりますが、週1回から2回程度、こうした宿題を課すことで、彼らの日本語能力の向上に確実な効果が見て取れます。