ACSアカデミーには、様々な生徒が通っています。
オール5の子もいれば、オール3の子もいます。
成績のそうした違いは、ここに至るまでの経緯によるものが大きく影響しています。
オール5の子は、それを維持するための勉強をし(勿論更に上を目指した弁教をしますが)、そうでないこの場合、いかにして引き上げていくかを考えて、それを様々な策で実行に移していきます。
その際、大切ないくつかのポイントがあります。
一つには、塾の方針を受け入れてこれを実行していただくことです。
塾には塾の方針があって、様々なメソッドの積み重ねの上に、その時その時で最も適したやり方を採用します。
稀に、家庭の方針をそこに挿入し、更にはそれを優先することを要求される方がいますが、塾は雇われの家庭教師ではなく(正確には、家庭教師も家庭教師としての確立されたメソッドがありますから、総てを家庭の方針受け入れで進めるわけではないでしょうが)、箸の上げ下ろしを指示するかのような注文は受け容れかねます。
もう一つは、何事もそうですが、事を始めてから成就するまでは時間が掛かるという事実を受け入れ、この間「待つ」ということをしていただくことです。
これも稀ですが、学習塾に入れさえすれば、その日から早速勉強が出来るようになるなどと思い込んでいるかのような、そんな早とちりをする方がいます。
100人に一人くらいはそういうこともあるかもしれませんが、これはまず無理な話です。
ここのところを、十分に余裕の心で受け止めてください。
何年生で入会されるかの違いはあるにせよ、それまでの経緯というものもあって、その中にはマイナス要因もあったはずです。
いわば、過去からのマイナスの遺産もそこにはあるわけで、一朝一夕で物事が良い方向に回転するなどということは、まずあり得ません。
以上、少し厳しい意見(考え方)のように聞こえるかもしれませんが、それでもこれは少なくとも大筋で間違ってはいないと思うのですが、いかがでしょうか。