三月も半ば近づき、卒業式シーズンです。
新しく4月に中学生になる生徒さんは、新しい生活にワクワクしつつも、勉強面でも少し不安に思うことでしょう。
それでそんな不安を少しでもやわらげるために、今回は中学に入るまでに復習しておいたほうがよいことを書いてみます。
中学では、国語・数学・理科・社会・英語の5科目を学びます。
この中でも、特に大切なのは数学と英語です。
この二教科は「積み重ね教科」といいます。学んだことが次の新しい内容につながっていく教科です。
逆の言い方をすると、先に学んだことをきちんと理解していないと、次に出てくる内容についていけなくなる可能性が高くなるということです。
では、最初からつまずかないようにどんな内容を事前に復習しておけばよいでしょうか?
まずは数学。 1年の前半は計算が中心になります。 小数・分数の処理が正しく出来ないと、そこでまずつまずいてしまい、中学の新しい内容にまで手が回らなくなってしまいます。そうなると、初めからつまずいてしまうことになります。
それで、以下の項目が正しく処理できるかチェックして見ましょう。
・小数の足し算引き算のやり方
・小数の掛け算(小数点の決め方)
・小数の割り算(小数点の扱い方)
・分数の足し算引き算のやり方。(通分)
・分数の掛け算割り算のやり方。
・約分
・小数を分数に直すこと。または、分数から小数に直すこと。
・計算のルール(+-×÷が混じった式は、×と÷は先に計算する)
これらの計算をスムーズに手早く、悩むことなくこなせるようになればとりあえず合格です。
では、次に英語。 まずは、基本中の基本としてアルファベットは、言える、書ける、読める、ようにしておきましょう。 大文字も小文字も正確に書けるようにしましょう。
学校によってはローマ字も最初にやるところがあります。小学校4年生の国語でもローマ字を習っていると思いますが、これからはヘボン式ローマ字を使いますので、そちらで覚えなおしておきましょう。
・アルファベットの読み方
・大文字と小文字の書き方
・ヘボン式のローマ字
これらは基礎中の基礎です。まずは春休み中にしっかりマスターしておきましょう。
卒業式後、時間はたくさんあります。でも、遊びや運動だけに使ってしまいますか?
時間を生かすも殺すも自分次第です。先を見て、賢い時間の使い方をしてください。
もし、本当に中学で勉強で失敗したくないなら、春休み中どう過すか、賢い選択をしてくださいね。
では、よい春休みを!!