個別指導をしているといろいろな生徒を見る機会があります。
指導していくうちに、個々の生徒の能力や伸び幅も見通せるようになります。
また、それぞれの性格にある、学習面でプラスになる長所と不利になる短所も見えてくるようになります。
入塾前の定期テストでは平均点、もしくは平均点以下をとっていたとしても、何回か授業をするうちに、 「この子なら、5段階中4は確実に狙えるかな」とか、逆に「この子はこのままでは成績を上げる げるのは難しいかもしれない・・・」などとある程度の予測がたってきます。
それは、実際に教えているときの理解力や頭に整理して入れる吸収力、覚えたことを問題を解くのに使う活用力が見えるからです。
それに加え、その子の精神態度からも分かります。
負けん気が強い、根性がある、言われたことは素直に取り組む、こつこつ努力できる、教わろうという姿勢がある、などなどは成績を上げていく上でプラスに働くよい要素です。
その一方で、言い訳してやろうとしない、逃げ腰、人の話を聞いてない、気分にむらがある、プライドが高いなどの傾向は、学習面ではマイナスです。
長年個別指導に携わっていて、順調に成績を上げていく子供にはある共通点があるのに気付きました。
それは、いわれたことを素直にやる、ということです。
塾の先生は、いろいろな指導経験から、何をどのように勉強したらよいかそれなりのメソッドを持っています。
それをもとに、宿題を組み立てたり、家庭学習の取り組み方を指導したりします。
ある意味、それをやれば必ず成果が出るようなことをいっているのです。
それでいわれたことを最低限きちんとやる子は確実に成績を上げていきます。
一方で、なんだかんだ理由をつけて、言われたことをやらない生徒は、せっかくお金を払って塾に来ても成果は大して出ません。
もったいないことですね。
そういう生徒はどんな理由をいうでしょうか。・・・「部活が忙しかったんで・・・」「やろうと思ったんだけど、忘れちゃって・・・」「単語の練習なんて面倒くさいし嫌いだし・・・」
どれも気持ちは分からないわけではありませんが、本当に成績を上げたい!!志望校にいける成績をとりたい!!と思っているなら、やらなければならないことはやりましょう。
部活も単語の練習がいやなのも、それはみんな同じ気持ちです。
でも、みんなと同じことをやっていても、成績を上げることは出来ません。みんながやらないことをやるぐらいでないと、差はつかないのです。
繰り返しになりますが、講師たちが出す宿題は、必ず成果が出るようなものを考えて出しています。
だから、まずは、素直にやってみましょう。
気が向いたときだけでなく、毎回の指導を大切にしてください。
じきに結果はついてきます。
ぜひ自分でもそれを味わってみてください。