部活のせいにしていると3年生で後悔します

2012-09-24 17:09:09 | 学習塾・勉強の仕方

前回、前々回と生活のリズムと成績の関係について述べました。

それと少し関係あることですが、部活と勉強の両立について触れてみたいと思います。

新しい学年になり、もうすぐ半年です。特に中1生は部活も加わり、小学校とは全く違う生活パターンを送っていると思います。 そろそろ、その生活にも慣れてきたでしょうか。

では、部活をしながら、毎日少しでも勉強をするような習慣をつけていますか。

運動部や一部の文化部の中には、あまりにハードすぎて、はじめは部活についていくだけで精一杯だったと思います。

とはいえ、いつまでも部活を理由に勉強をサボることは出来ません。

「部活が忙しくて勉強できなーい」といつも言っている人には、これから書いていくことをきちんと読んで真剣に考えて欲しいと思います。

 

実は、これは長年指導をしていて気付いた真実ですが、宿題をやってこない生徒のほとんどは部活を理由にするのです。 宿題すらやってこないのですから、自主的な家庭学習などは当然やっていません。

「テスト週間前に部活がなくなるから、そのときまとめてやろう」という考え方も普通にありがちです。

ですが1週間前に、それまで数か月分学んだこと全てをマスターできるようになると思いますか。しかも、それが1科目ならまだしも、5科目分あります。 テスト週間だって一日中勉強できるわけではありません。夕方学校から帰ってきてから寝るまでのほんの数時間です。

結局テストでは、平均点並み、あるいはよくて平均点ちょっと上、悪い場合は40点台・・・と、さえない結果になります。

こういった学習習慣が2年になっても改まらず、3年の引退まで続いた場合はどうなると思いますか。

これも長年の指導の統計的に言えることですが、1年のときはそのようは勉強習慣でも70点ぐらい取れたとしても、2年では、平均点並み、3年ではさらに落ちていきます。

学年が上がるごとに、内容が難しくなっていく上に、前学年の学習内容が身についてないため、新しいことを勉強しても理解して身に着けるのに時間がかかるからです。

そのうえ、他の生徒も入試を意識して勉強に力を入れるようになるため、いつもと同じように勉強していたのでは、差がついてしまいます。

3年で巻き返すのは不可能ではないですが、相当厳しいことは覚悟してください。

それで、そのような生徒は毎年こう言います。・・・「1,2年のころ、もっと勉強しておけばよかった・・・。」と。

このような経験があるので、部活のせいにする1年生には必ず「3年になって後悔するよ!」と今回書いた実話を話します。それでも、いまだに直らない生徒も居ます。

塾の先生たちは、何とか自宅学習するよういろんな手を尽くして助けようとしますが、結局は生徒本人が行動することです。誰も代わってあげることはできません。

どうするかは自分の自由です。でも、必ずその結果が自分で刈り取ることになります。

どんな結果を得たいか,今の学習習慣は自分の望む結果を得られるものか、改善しなくても何とかなる、と自分をだまして逃れようとしていないか、よく考えてみてください。

もし、毎日少しでも勉強しようかな、と思ったのであれば、部活と両立していけるように、まずは少ない時間からはじめてみてください。はじめは30分でもいいです。まずは机に向かうことに自分をならしましょう。勉強に対する抵抗感が少なくなってきたら、徐々に時間を延ばしていきましょう。 

また一日の生活の中で、どの時間で勉強するか、きめておくのも良いです。たとえば、早起きして、朝食までの1時間、とか、部活から帰ってきて夕食までの時間、とか、夕食後一時間とか、自分のとりやすい時間もいいでしょう。

部活のせいにして勉強をサボるのも、少しずつでもやるにしても、どちらにしても自分でその報いは味わわなくてはならないことは、よく覚えておいてください!


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