泥んこ

2022-09-03 08:31:46 | 学習塾・勉強の仕方

昨日、連れ合いが録画していた「72時間「を興味深く観ました。川崎市にある市の施設で泥だらけになって雨なんかなんのその、ずぶぬれになって遊ぶ元気な子どもたちを映したNHKの番組です。

観ていて奇妙な既視感がありました。以前の子供時代の自分のようです。

育った地域(横浜市中区)にも今はもうなくなってしまいましたが、昔は泥んこになって遊び回れる通称坊主山という小山があって、私は日がくれるまでそこで遊び呆けていました。勉強なんてあまり、というか、殆どしませんでした。学校の同じクラスに、そういう遊びの輪には加わらなかったY君という優等生がいて、彼だけはその時間もしっかり学習塾に通って勉強に勤しみ(といって決して人付き合いが嫌いというわけでもない、いわば小学生にして人格者でした)、その後聖光学院から東工大に進んで大手銀行の役員にまでなったことは、生真面目に毎日を過ごした者と自堕落な日々を送って来た者との人生のその後の違いを象徴するものとして、私の心のなかにいつも沈殿しています(同じように勉強したとしても、成績はきっと負けっぱなしでったでしょうが)。

それはともかく、あの泥だらけになって遊ぶ子どもたちの溌剌とした顔、顔、顔。これが子供たちの本来あるべき顔なのではないだろうか。学習塾で子どもたちの尻を叩いて勉強勉強と追い立てている今の自分のことを棚に上げて。

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