高校1年生と二年生の英語の授業をしました。中学生のテスト対策と並行しての授業でしたが(数学と国語と技術家庭は凛先生の担当)、どの子も一生懸命でしたので、予期した以上の濃さで授業をできました。
高1英語はesportsについての英文解釈で、「ふうん、いまどきのesportsっていうのはこうなんだ」という感心やら驚きが気持ちの中で様々湧き上がりました。
中国から日本に来て、今一生懸命に県立高校で学んでいる子の授業の相手の子が、中国ではesportsの専門学校があって、そこでは子供たちは朝早くから連日とにかくパソコンに向かっていかに素早く対戦相手の打つ手に反応するか、いかにしてゲームに勝つかの練習に明け暮れているのだそうで、それにも驚き、そして空恐ろしささえ感じました。
昼間、藤原正彦さんの本を読んでいました。
氏曰く、小学生のうちから英語を学校の正規授業に組み込むことは愚策でしかなく、しかもこれが文部科学官僚が仕事の一環として決めたことではなく、企業の集まり(業界)のイニシアチブで行われていることに大いに問題があるということで、私もこれまで実のところ「英語?小学生で?ふん」と漠然と思っていたのですが、この文章を読んだことで、その「ふん」がまるでお門違いなものではないことに少し意を強くしました。
小学生英語もesportsも、私にはほとんど理解の範疇を超えたものでしかないのが単なる時代遅れなのか、はたまた立派な見識の一つであるのか、よく分かりません。