ACSでは、以前無料授業というのをしていたことがあります。
中学校の定期テスト前の土日×3週間、合計36時間ほどをこれに充てて、主要教科だけでなく、音楽や技術家庭などのペーパーテスト対策を無料で行っていました。
でも、今はこれを休止して、その代わりに有料の定期テスト対策を個別または1対2の形式で行っています。
何故、無料授業を休止しているのでしょうか。
それは一言で言って、生徒の甘えです。
私たちは無料授業であろうと何であろうと、授業と名の付く事をする際には、しっかりと準備をしたうえでこれに臨むことは勿論、その内容も反省も、何もかもが真剣勝負ですが、肝心の生徒の側が必ずしもそうではなく、真剣に臨む生徒との間でかなりの温度差があって、無料授業の形式が時間内をフルに使った9科目対応一斉指導形式であったため、その進行にひどく無駄が生じてしまいました。
参加を申し出てきながら平気で遅刻したり無断欠席する、或いは当たり前のように教科書その他の教材を持参せず、「コピーしてください」などという。
すべてが「どうせ無料なんだから」という意識から出た気の緩みと行動でした。
無料授業の目的が「テストでの得点力アップ」であるのに、肝心の生徒がこれでは、いくら講師たちが準備万端整えて情熱をコメタ授業を展開しても、成果が挙がる筈もありません
そういうことが約1年も続いた結果、これではいけない、目的を達成するのに無駄な作業ならこれを改め、もっと違うアプローチをする必要があるということで、現在の形になったという、そういうわけです。
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