Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●当たり前の感覚

2011年08月01日 04時14分26秒 | Weblog


古いニュースですが、asahi.comの記事(http://www.asahi.com/business/update/0705/TKY201107050731.html)。

 検査中も運転? こういうのって法律的にオッケーなの? 年間1ミリシーベルト以上の被爆をしてはいけない(そこまでは我慢しろ!)という法的な決まりを簡単に反故にすることと似てる?

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http://www.asahi.com/business/update/0705/TKY201107050731.html

原発、検査中なのにフル稼働 泊・大飯、手続き先送り
                               20117630

 定期検査中の原発の運転再開が遅れている問題で、北海道電力の泊原発3号機(北海道)と関西電力の大飯(おおい)原発1号機(福井県)が、定検終了直前の「調整運転」を4カ月近く続けている。フル稼働で送電しており営業運転と同じだが、国と電力会社、立地自治体が安全評価の責任を押し付け合い定検中のまま手続きの先送りを3カ月近く続ける異例の事態になっている。

 両機が13カ月に1度の定検に入ったのは、昨年12月から今年1月。約50項目の検査を終え、泊3号機は3月7日、大飯1号機は3月10日と、いずれも大震災直前に原子炉を起動し、調整運転に入っていた。

 調整運転は通常、約1カ月行われる。徐々に出力を上げ、フル稼働時点で、経済産業省原子力安全・保安院から、正常に作動しているかを最終チェックする総合負荷性能検査を受ける。

 両機とも4月上旬に営業運転に移る予定だったが、震災と原発事故で状況は一変した。保安院は3月と先月、緊急の安全対策を指示。海江田万里経済産業相は先月18日、両機を含む原発について「対策は適切」と再開を認めた。

 だが北海道電と関電はその後も最終検査を受けず、営業運転に踏み切らない。理由については両社とも「地元自治体の理解が得られていないので……」と歯切れが悪い
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 これもasahi.comの記事(http://www.asahi.com/national/update/0706/TKY201107060259.html)。
 たまにはまともな感覚を持つ裁判官もいるようです。

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http://www.asahi.com/national/update/0706/TKY201107060259.html

【原発】

「津波問題、再検討を」浜岡原発訴訟
                            2011年07月07日

 中部電力を相手どり、浜岡原発の周辺住民が原発の運転差し止めを求めた訴訟の控訴審で6日、約1年ぶりに開かれた口頭弁論。住民側は「廃炉」を求め、改めて地震動による原発の危険性を訴えるとともに、福島第一原発の事故を受け、「津波についても根本的な再検討が必要」と主張した。

 弁論では、「福島第一原発事故の調査結果を踏まえて主張を検討したい」とした中電側に対し、住民側が「調査の結果次第では廃炉の可能性もあるのか」と詰め寄る場面もあった。すると、岡久幸治裁判長が「安全性が立証できなければ、やめるということが当たり前でしょうと発言。傍聴席に詰めかけた住民らからは拍手がわき起こった。

 原告代表の白鳥良香さんは「判決前に裁判長が明言したのは非常に大きい」と喜んだ。弁論後に会見した弁護団は「福島第一原発の事故で世の中の認識は変わったのに、中電はそれを踏まえた考えが全くない」と不満を漏らした。

 中電は「津波に対する安全性は新たな争点に加わると思うが、これまでの立証とはそんなに変わらない」と話した。
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コメント
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