神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

からす[4話]

2017-06-22 23:28:21 | 短長編小説
森の中
見渡す限り
樹木
草むら
周囲は薄暗い

随分走ったはず
なのに誰も
今の現状に
不思議も不安も
無い…

その時
不動産が言った
「あそこです…」
そう言いながら
真っ直ぐ前を
指し示した

運転手の
運送業者主任…?「え?、あそこって?ドコですか、私には何も…?」
その直後
業者主任の言葉を遮る様に
業者Bが
「見え………ましたね、あの白い洋館ですね」

不動産屋は黙っまま、
うなづいた

業者主任は
もう一度
遠く前方を見た
すると確かに
古風な洋館が建っているのが見えた「後もう少しですね……」
の言葉と同時に
もう一度前を見る
既に到着して
車のエンジンも
止まっている状態…………
全ての出来事に
誰も
不思議に思わず


不動産屋が
「お疲れ様です、少し休憩してから、荷物運びいれましょうか」
……時間……
…消えた?…
………………………………
業者主任が
「天気も良い、程よく風も流れてる、絶好の引っ越し日和ですね」

その時
後ろに付いていた車到着

車から青年が降りて来た

青年が
「最高の場所ですね、
ここから僕等の第二の人生が、
始まるんですね

高くそびえ立つ
山々に森
そして目の前には綺麗な湖」
……………
業者B・Cが
「本当に、こんなに素晴らしい場所で我々の、
第二の人生が過ごせるなんて、
自分達は最高に、幸せ者ですね」
と話ているが

業者主任…
頭の中で何か
引っ掛かりが
有る事に
気付いた

でも自分は………何に引っ掛かっているのか?
思い出せ無い
……?
自分は
一体何を…?
思いがコノ先へ
進まない

その時
他の皆は
湖の方を目指し
歩いてた

湖…有ったのか?……………………………

不動産屋は
業者主任の後方に居た


業者主任は
違和感を感じ
振り向く


不動産屋は
何も言わず
無表情のまま
業者を見た

そして小声で
「これが現実」


業者主任には
聞こえ無い……………………

ーーーーーーーーーーーーーー

今日はここまで………つづく→

からす[3話]

2017-06-22 23:22:39 | 短長編小説
山林から森へ

道はだんだん狭くなる

周辺の景色も

緑の草木で囲まれて全く解らない

さすがに此所まで来ると

運転手の運送屋も大丈夫から

普通じゃないと思い始め

帰りの事を心配になり

本当に

…大丈夫?

状態

でも

それらの心配をよそ事に

不動産屋は

顔色も変えず

ただ

真っ直ぐ遠くを見ている

業者は黙って居られず

もう一度不動産屋に聞いた

「まだ先ですか?、本当にこの道で合ってるんですよね、私道、間違ってませんか?」

不動産屋は

先ほどと同じ

少しの沈黙

そして

「…真っ直ぐ」

ただそれだけの

言葉で終了

ふたたび

沈黙

………

不気味?

違和感?

不安?

どの言葉も当てはまらず

業者は

これ以上何を聞いても答えは返って来ない

そんな気がした

一行はイッタイ

何処へ向かっているのか

多分不動産屋以外誰も知らない

業者は

そう感じていた

言葉も

音も無い空間

せめて少しの

音を求め

一緒に乗って居る部下に

話し掛けずに居られなくなった

何でも良い

音が欲しい

「おい!、業者B随分長い時間走ってるが、気分が悪いとか無いのか?大丈夫か?」

話し掛けたが

何故か返事が無い

業者Bもまた

ただ前を見て

心ここに在らず

状態だった

業者は

業者Bの様子を見て

益々不安?

そして

引っ掛かりのある言葉が

頭の中に生まれた

本当に

長い時間?

なのか?

頭が軽くなる

本人は気付かず

言葉が

ひとつ







消えた





………つづく