神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

からす[3]

2019-07-02 15:23:38 | 短長編小説
"ひとりの青年のワガママから始まった[皆さん、誤解せずに真っ直ぐストレートに読んで下さい!]


地図に無い森の奥深くに有る一軒家への引っ越し

話の中の登場人物は
引っ越しを望む青年
引っ越し先を紹介した不動産屋
引っ越しの荷物を運ぶ三人の引っ越し業者

合わせて五人

たどり着いた場所は地図に無い
森の中に有るこじんまりとした古い洋館

山に囲まれたその場所には
家の敷地内から見える大きな湖が存在する

その場所は青々とした緑の木々に囲まれ自然がいっぱい

道案内をした不動産屋以外は皆
それらの光景を見て感動したはず

だが後ひとり運送屋の主任だけはこの場所を受け入れられずにいた

湖は太陽の光を浴び光輝く
水は透明で湖のずっと底まで見える
と誰かの話し声が聞こえてくる

確かに全てに非は無いこの場所だが・・・・・[心の何処かで違和感]

【消えろ!!】

主任は大切な何かが欠けているような気がしたが思い出せない

それが余計気になり・・・
自分達の本来の目的からズレている様な

【ふふふッ・消えろ・消えろ!!】

自分達は荷物を運ぶ引っ越し業者で
青年はココへ引っ越しを望み
自分と2名の部下は荷物を運んで来たはずだ・・・が?

青年と部下2名話しが・・・変?!
【変じゃないよ、それが普通だ!】

引っ越し業者の2名の部下は
何故か此処に住み付くような話しの受け答えを繰り返している

話は主任を無視して
明日からの毎日の過ごし方に変わっている

主任が何かを考えると時が・・・
【消えろ!消えろ!!】

時の中に有る記憶も・・・
だが主任もまだソノ事に気付いていない!!
【普通の日常なんかいらないんだよ!、全部消えろ!!】


湖のほとり三人の若者達が立ち並び
綺麗な湖を見て
今日はこの後何から始めるか相談中

少し離れた所でその様子を見ていた
主任は?

・・・・この後?
引っ越し荷物を運び入れる
【違うだろ】

後?・何がある・何をする?
我々の目的って確か・・・?

何かが頭の中で弾いた・・・?

頭の中で訳の解らない違和感を感じながらも・・・・
少しづつ確実に何かが消える

主任は・はッと思い振り向く
直ぐ後ろに居る不動産屋を見る

あれ!?
この人さっきはもっと後ろ
そう確か車の側に!?・・・車?

?何の車だ?何が無い?

いいや・・・ちがッ・ウソだろ
だって自分たちは・・・?

頭の中の言葉//何かが遮る//停止

主任は湖の側に居る
部下に話をする為に駆け出した

主任「おいッ!、お前達いつまでも何をしている!、早くしご・と?」
【消去!】

部下のAが
「どうかしましたか?、部屋割りも終わった事ですし、今日の食事、この湖で魚でも釣るって、どうですかねッ?」

全てが・・・・部屋・割り・・?

主任「何を・・言って、我々はココへ・・・(何)を?」

部下B「本当にいい所ですね、家の直ぐ前が湖って、最高ですよ」

(主任)・・家ッ・・・もっと後・・に・・?
振り向くと・・・家がソコに在る

解らない・・・なぜ?!
皆・・・何・・・違ッ・・・
「そうだな?、湖の魚・良いな」

【ふふッ・・・またひとつ・またひとつ消えた】

いつの間にか
家のウッドデッキに繋がる
小さな階段に腰を掛けていた

不動産屋は
ただこちらをじっと見ている

主任が首をかしげて
何かを思いだそうとしていたが

不動産屋は小声で
【まだだよ、まだまだ】

主任は
不動産屋の口元が動く様を見て

彼が呟いている様子に
見覚えが有る事を思いだしたが

確かあの時も・あの時・あの時・いつだ?・・・いつ?!

何が消える・・・メモ・・に・・
[忘れる・時が・える!]・・・違ッ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー続く~

ではまたね~~~


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