路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【兵庫県知事選】:政治のエンタメ化象徴? 斎藤氏フォロワー2カ月で6倍増 立花氏ら著名人の応援動画で支持拡大

2024-12-08 11:40:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【兵庫県知事選】:政治のエンタメ化象徴? 斎藤氏フォロワー2カ月で6倍増 立花氏ら著名人の応援動画で支持拡大

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県知事選】:政治のエンタメ化象徴? 斎藤氏フォロワー2カ月で6倍増 立花氏ら著名人の応援動画で支持拡大

 兵庫県知事選では他の選挙に比べて「著名人による援護射撃」が大きく影響した-。交流サイト(SNS)のデータ調査を手がける「ネットコミュニケーション研究所」は、そうした指摘をリポートにまとめた。再選した斎藤元彦氏と次点の稲村和美氏とを比較したところ、ユーチューブの動画視聴回数が突出していた立花孝志氏を筆頭に、斎藤氏支援のネットワークが急速な支持拡大につながったとみる。<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">ユーチューブの動画視聴回数</button>

ユーチューブの動画視聴回数(Copyright(C) 2024 神戸新聞社 All Rights Reserved.)

 ■【表】兵庫県知事選に関するユーチューブの動画の視聴数をまとめたグラフ

 ■稲村氏の10倍以上  

 リポートによると、投開票日前日の11月16日時点で、X(旧ツイッター)とインスタグラム、ユーチューブチャンネルの合計フォロワー数は、斎藤氏が稲村氏の10倍以上と大差がついた。  

 選挙期間中(10月31日~11月16日)のXの投稿回数は稲村氏が197回で、30回の斎藤氏より頻繁に更新したが、リプライ(返事)やリポスト(転載)、表示回数などの反応数では合計値も中央値も全てで斎藤氏が上回り、「いいね」の中央値は稲村氏の30倍にも上ったという。  

 ちなみに、斎藤氏の投稿の中で最も反応が多かったのは終盤15日の投稿。「47歳になりました。頑張ります!」と自身の誕生日を知らせる短文で、スーツ姿で海岸を歩く写真に対して主にお祝いや激励のコメントが4千件を超えた。  

 稲村氏の投稿への反応数は斎藤氏本人でない「応援アカウント」にも及ばず、「Xでは稲村氏が斎藤氏に太刀打ちできていなかった」と評している。

 ■玉木氏を上回るペース  

 時系列でみると、斎藤氏のフォロワー数は、選挙前の9月ごろに3万人程度だったのが、投開票日前日までのわずか2カ月間で18万人超に激増した。

 これは、10月の衆院選で期間中に最もフォロワーを増やした国民民主党の玉木雄一郎代表を上回るペースで、応援アカウントのフォロワー数(約6万人)も、7月の東京都知事選で躍進した石丸伸二氏のそれを上回る高水準だったという。  

 同研究所はこうした拡散に、「斎藤氏を支持、支援するネットワーク」が影響したと指摘。特に、斎藤氏を当選させることが目的と明言して立候補した立花氏の存在を挙げた。  

 立花氏は登録者数約63万人を誇る自身のユーチューブチャンネルで100本以上の動画を投稿。斎藤氏本人の動画視聴数が約119万回だったのに対して、立花氏の動画は合計1500万回近く再生された。  

 リポートは「既存のマスメディアの報道が偏っているのではないかという疑念の声がある中で、斎藤氏を支援する目的で出馬した立花氏が『デマを流すマスメディアVS真実を伝えるネット』という対立構図に持ち込み、大きなうねりをつくり出した」と指摘する。  

 さらに、政治経済番組の「ReHacQ(リハック)」やお笑い芸人の中田敦彦さんの「YouTube大学」など、関連動画の視聴数も100万回を超えた。候補者本人の視聴数を大きく上回るチャンネルが目立ったといい、都知事選に比べて「著名人による援護射撃が多かった」と分析する。  

 ちなみに、斎藤氏のXの投稿には石丸氏の約3倍の数のいいねがあり、「Xユーザーの反応が非常に多かった」のも特徴だった。

 ■政治のエンタメ化  

 共和党のトランプ氏が返り咲きを決めた米大統領選のように、SNSでの発信が当落を左右する現象はもう海の向こうの話ではなくなった。日本国内でも都知事選での石丸氏の躍進に続き、衆院選では玉木氏率いる国民民主党が大幅に議席を増やすなど、SNSの影響力が目に見えて高まる。  

 今後についてリポートでは、来年予定される東京都議選や参院選で「SNSにおける選挙情報がさらに増加し、ネット選挙の影響力が一層拡大する」と予測。「日本のネット選挙は新たなフェーズに突入した」とする。  

 同研究所は「候補者が第三者の強力なネットワークと二人三脚で支持を広げていくというのが、今回の新しい拡散の仕組み。この結果は自民党や立憲民主党なども危機感を覚える事例となり、対策を取らざるを得なくなるだろう」といい、「政治自体のエンタメ化が進むことで、影響力がある第三者のアカウントと連携して選挙戦を進める候補者も今後出てくるのではないか」とみている。  

 リポートは、11月17日に同研究所が「兵庫県知事選挙2024 ネットではどれくらい盛り上がったのか」と題して、独自に分析したデータをホームページで公開している。

 元稿:神戸新聞社 主要ニュース 政治 【選挙・兵庫県知事選・他の選挙に比べて「著名人による援護射撃」が大きく影響したことの検証】  2024年12月08日 11:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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