《クローズアップ・12.13》:「壁」見直し議論、正念場 「178万円目標」先見えず
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《クローズアップ・12.13》:「壁」見直し議論、正念場 「178万円目標」先見えず
2024年度補正予算案が12日に衆院を通過し、所得税がかかり始める「年収103万円の壁」の引き上げ議論はヤマ場を迎える。自民、公明、国民民主の3党は「壁」について「178万円を目指して、来年から引き上げる」ことで合意したが具体策はこれからだ。
「ここから先が本当に交渉の正念場になるので、ちゃんとやり遂げる。そこまで頑張っていきたい」。12日に開かれた国民民主の税制調査会(税調)の後、古川元久税調会長は気を引き締めながら記者団に語った。古川氏は3党間の合意文書に国民民主が主張する178万円という数字を明記したことについて「最終的な目指すところを、きちんとピン留めできたことは大きな成果」と強調した。
衆院でわずか28議席の国民民主にとって満額回答のようにもみえるが、具体的な見直し策は「関係者間で誠実に協議を進める」とだけ記されており、詳細な制度設計はこれからだ。
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元稿:毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【クローズアップ】 2024年12月13日 02:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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