【共同通信情勢調査】:与党過半数で攻防 自民低調、裏金響く 立民議席増へ勢い 投票先未定3割
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【共同通信情勢調査】:与党過半数で攻防 自民低調、裏金響く 立民議席増へ勢い 投票先未定3割
共同通信社は第50回衆院選について15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
第50回衆院選
自民党は派閥裏金事件が響き低調。公明党も伸び悩む。立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。小選挙区では投票先未定が3割近くおり、27日の投開票に向け情勢は変わる可能性がある。
自民(公示前勢力256)は全289選挙区のうち、リードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。比例代表では2021年前回選の72議席を下回るのは不可避の情勢だ。単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。裏金事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は裏金事件の追い風を受け、公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。無党派層でも支持が拡大しつつある。前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は、地盤の大阪府の小選挙区で堅調。だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。目標に掲げた野党第1党の奪取も困難だ。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。維新と争う大阪府の4小選挙区は苦戦が目立つ。埼玉14区に出る石井啓一代表も激戦。比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を確保できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前7議席から積み増す勢いだ。
れいわ新選組は比例で複数議席の獲得が見込まれる。社民は小選挙区の1議席堅持へ全力。参政党は支持浸透が見られない。政治団体「日本保守党」は複数議席を確保する可能性がある。(共同)
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元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・選挙・2024衆院選】 2024年10月17日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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