《斜面・12.11》:隻眼の思想を世界に
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《斜面・12.11》:隻眼の思想を世界に
英国の山荘に日本からヒバクシャが訪れた。1957年夏。56歳の哲学者、森滝市郎さん(1901~94年)である。前年に発足した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員で、後に初代理事長となった反核運動の牽(けん)引者だ
◆迎えた老紳士は55年、アインシュタインら著名な科学者らとともに核廃絶を訴える宣言をまとめた哲学者バートランド・ラッセル(1872~1970年)、85歳。2人は核と人類の未来について語り合った。そのやりとりを森滝さんが書き残している
◆ラッセルが聞いた。広島の人々は米国への恨みや憎しみが強いか、
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元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【斜面】 2024年12月11日 06:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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