【政界地獄耳・11.23】:始末の悪い自民“丼勘定”カネ払い けじめなどついていない
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・11.23】:始末の悪い自民“丼勘定”カネ払い けじめなどついていない
★選挙後、防衛相・中谷元は落選した元万博相・若宮健嗣を防衛相補佐官に任命。落選議員の救済人事と思われても仕方がない。自民党富山1区の田畑裕明は支援者を無断で党員登録し、その党費に企業後援会が集めた会費を充てていたことが発覚した。大阪15区から出馬し、比例代表で復活当選した自民党・島田智明は選挙区内の町議が公職選挙法違反の疑いで逮捕され、同候補の街頭演説会で投票を呼びかける選挙運動の報酬としてカネを払ったとの疑いが持たれている。同議員は関与を否定している。
★選挙違反やら、党が最重要事項とする総裁選挙で大きな1票となる党員資格を支援者の知らぬ間に登録していたなど、実は氷山の一角ではないか。この総選挙は自民党の政治とカネに対する認識が著しく問われたが、現場では相変わらず買収などの選挙違反が横行していた可能性がある。読売新聞は21日に公表された自民党東京都連の23年分の政治資金収支報告書で、都連が同年1月30日に開催した政治資金パーティーを巡り、20万円超の購入者には記載を義務付けられているものの20万円を超えるパーティー券を購入した4政治団体の名称や金額が記載されていない疑いを指摘。不記載の総額は330万円に上る。相変わらず出るわ出るわだ。
<button class="article-image-height-wrapper expandable article-image-height-wrapper-new" data-customhandled="true" data-t="{"n":"destination","b":1,"c.i":"AA1uuO1t","c.l":false,"c.t":13,"c.v":"news","c.c":"newsnational","c.b":"毎日新聞","c.bi":"AA28LX","c.tv":"politics","c.tc":"government","c.hl":"自民、規正法再改正に向けた改革案を大筋了承 政策活動費の廃止明記"}"></button>
★同日、自民党は政治改革本部の総会を党本部で開き、政策活動費の廃止は決めたものの企業・団体献金の禁止には踏み込まなかった。その代わり、首相・石破茂が力を込めた収支報告のデータベース化はもり込まれた。これらより企業・団体からの献金の金額などが公表される。同日、党の関東7都県連の青年部・青年局の会合で衆院選の総括が行われ、選挙終盤で判明した非公認候補の党支部への活動費2000万円支給を問題視し、選挙を取り仕切った党幹事長・森山裕の更迭を党本部に求めた。けじめがついていないのは党の末端と幹事長の責任問題だろう。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません4。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年11月23日 08:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます