【イチから!解説 年収の壁】:㊦ 撤廃なら… 事業者の負担増、税収は減 企業規模で待遇格差も
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【イチから!解説 年収の壁】:㊦ 撤廃なら… 事業者の負担増、税収は減 企業規模で待遇格差も
2024年10月から北海道の最低賃金(時給)は1010円と千円を初めて突破した。全国平均も51円アップの1055円。賃金が上がるのは喜ばしいことだが、実は政府は不安も募らせている。
政府・与党は今、賃金アップで「年収の壁」に近づくパート労働者が働く時間を抑えるのを防ごうと、急ピッチで「壁」の見直しを進めている。
現行制度では①従業員51人以上の企業などで、②週20時間(月87時間目安)以上働き、③月額賃金が8万8千円(年収換算で約106万円)以上の人は、厚生年金・健康保険に加入しなければならない。いわゆる「106万円の壁」だ。
週20時間働いて月8万8千円になる時給を計算すると1016円。現在最低賃金が1016円以上なのは東京など12都府県だ。政府は現在の賃上げペースが続けば2年後にも全都道府県で1016円を超えると見通す。
■働き控え
厚生労働省は25年年金改革で厚生年金の加入要件を見直し①の企業規模と③の収入の要件をなくす方針。②の労働時間が週20時間を超えた段階で厚生年金に加入することになる。賃上げに伴って106万円の壁という言葉そのものに影響され、働き控えをする人が増えないよう、今のうちに壁を撤廃しておく考えだ。...、
■続きは、会員登録後、お読み下さい。
元稿:北海道新聞社 主要ニュース 社会 【話題・イチから!解説 年収の壁】 2024年12月08日 00:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます