今日のADVANCE

エンジン再生

適切なタイトルが思い浮かばなくてこんなタイトルになりました。現在通常のオーバーホールとは少々趣の違う作業を行なっております。

先日、降ろして分解したAKBさんのエンジン部品群


クランクシャフトが・・・


当該位置のメタルが・・・


その削れたメタルはこんな姿になって・・・

分りにくいでしょうか、鉄粉がオイルパンの左隅の方に

さてさて、こんな状態になってしまいましたエンジンなのですが、その修復手段はいくつかの方策が考えられるのですが

①中古エンジンを持ってきて載せ替える。
コスト的にはこれが一番安い。 けれどその中古エンジンの素性がどこまで・・・と言った疑念が残りますよね。

②新品部品をフルに揃えて、NEWエンジンを組み上げる!
コストを考えなければ、これがベストですよね!けれど200万円超の費用が必要になってまいります!?

③適宜な中古エンジンを入手して、そのエンジンにセミオーバーホール的な処置を施して(再生して)組み上げる。
ブローしたエンジンの部品の中で、再使用可能な部分(最近整備を行って、部品の新しいことが把握できている場合等)を判断して、中古エンジンの躯体部分に、ガスケット・パッキン類は新品を用意しつつ組み上げていく。この方法がコスト的にも割りと安価に出来るし、エンジンの中まで一通りチェックできるので、安心感も高いですね。

と言う訳で今回は③の手段を以って、ブローしたエンジンを復活させるべく作業を進めております。

AT・NSXから降ろしたエンジン


カムシャフトはブローしたエンジンから取り外した物(MT用カムシャフト)を使う予定ですので、バルブスプリング交換を行なう必要性からヘッドを外します。



このヘッドを分解洗浄し、バルブスプリング・ロストモーションスプリング等を新品にして、MT用のヘッドASSYを組み立てていきます。
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