ちょっと古いかもしれませんが、先日たまたまyoutubeで発見してはまってしまいました
「ヘタリア」
へタレなイタリアって意味らしいんですが、これがなかなか面白い。
一応舞台は第1次世界大戦から第2次世界大戦ってことになってますが、それ以外にも現代版や学園風に作られて、各国が擬人化されて各々の国のキャラ(歴史的なエピソードも含めて)を反映して作られてますので、世界史に興味がない人も興味が出るんじゃないかなーと思います。
元々、作者さんが読んだ第2次世界大戦の時のイタリア軍のエピソードが面白くて、マンガにしたらしいんですが、そのエピソードがなかなかありえねーと思えることなのでちょっと紹介いたします。
エピソード1
・アフリカに遠征した時に砂漠でパスタを茹でたら水が無くなりドイツに救援要請した。
いくらパスタが好きなお国柄といっても、場所を考えたほうが・・・
しかも戦争してるんですから。
エピソード2
・エジプトに遠征したのは良かったんですけど、装備が劣っていた相手にボロ負け。またもドイツに救援要請。
無理して遠征しなくてもいいんじゃないでしょうか?
なんかドイツってそのたびに律儀に助けに行ってるようで、たぶんドイツも内心は「余計なことはしなくていい」と思ってたかもしれません。
その他、相手の連合国(アメリカ、イギリス等)のキャラクターが描かれていてなかなか面白いんですが、しかしイタリアって面白いなーと、この作品を観て思いました。
しかもなんか憎めないんですよね。そんな天真爛漫なイタリア(敵が来たらすぐ降参しちゃうとか)に振り回されるドイツ(怒りながらもしっかりと面倒を見る律儀な国)もなかなか微笑ましい。
イギリスとフランスは仲悪いんだけど腐れ縁って感じとか、これを読んでると国っていっても基本的には人間なんだなーと改めて気付かされますね。
ちなみに我らが国「日本」ですが、キャラクターとしては「物静か」「空気を読む」「自分の意見を言わない」「拒否の言葉が「善処します」「また今度」で明確に拒否しない」「手先が器用で何でもアレンジしてしまう」ってことだそうです。
うーん、たしかに的を得てますねー。
現実世界の国際関係はなかなかギスギスしてますが、そんな時期に読むとなかなかほっこりする作品です。