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コレッリのヴァイオリン・ソナタ作品5 (ogawa_j)
2011-10-23 12:36:01
コレッリの作品5は、aeternitasさんが書かれているように、ヴァイオリン・ソナタとしか書かれていませんが、実際には前半の6曲は教会ソナタ、後半の6曲は室内ソナタと考えられます。しかし第5番の最後の楽章は"Giga"と言う表記があり、厳密には教会ソナタとは言えないようです。それにご指摘のように、前半の6曲は、緩・急・緩・急の4楽章構成ではなく、緩・急・急・緩・急、あるいは緩・急・緩・急・急などの5楽章構成です。作品1、作品3の教会ソナタでは、一部を除いて4楽章構成になっていることと対照的です。この作品5の後の合奏協奏曲作品6でも、楽章構成はかなり自由になっていることと関係があるのかもしれません。つまり、コレッリは、いったん4楽章構成を想像しましたが、その後これに捕らわれなくなった、と言うことのように思われます。
 
 
 
拙文ですみません (aeternitas)
2011-10-23 19:46:39
拙文ゆえ、「どうしてそうなってしまったのでしょう」が誤解を生んだようです。
ogawa_jさんご指摘のとおり、コレッリの教会ソナタ(コンチェルト)は、必ずしも緩急緩急ではありません。なのに、「教会ソナタの緩急緩急は、コレッリが完成したといわれる」ことについて、「どうしてそうなってしまったのでしょう」というつもりでした。しかし、表現のつたなさゆえ、貴重なご意見がうかがえて、かえってよかったかもしれません。
コレッリは出版にあたって、ずいぶん推敲をかさねたようですし、その結果、緩急緩急におさまらない構成になっていったと考えるのは、理にかなっていますね。そもそもGrave、Adagio、Largoが絶対的緩とはいいきれないわけでしょうし、緩急緩急とか、急緩急とか、図式化しすぎるのも問題があるかもしれません。楽章内でいわゆる速度記号がこまかくかわるものもありますし。
教会ソナタではありませんが、Allemandaには、Lagoのもの、Allegroのもの、Prestoのもの、といろいろあって、おもしろいといえばおもしろいですね。
 
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