確かにバッハのカンタータの楽章には、協奏曲が原曲だったのではないかと思わせるものがありますね。ここで紹介されている曲の場合も、第1、第2楽章はリトルネッロ形式ですし。 協奏曲が原曲ではないかと思わせる端的な例が、イタリア語歌詞の世俗カンタータ"Non sa che sia dolore"の第1楽章のシンフォーニアで、これは明らかにフラウト・トラベルソ協奏曲の第1楽章に見えます。 教会カンタータの「なんと美しく輝く暁の星(Wie schön leuchtet der Morgenstern)」(BWV 1)の第1楽章も、2台のヴァイオリンのための協奏曲の楽章にコラールを組み込んだように見えます。 いずれの場合も、原曲が分かっておらず、編曲であることを示す証拠は全くないのですが・・・。
協奏曲が原曲ではないかと思わせる端的な例が、イタリア語歌詞の世俗カンタータ"Non sa che sia dolore"の第1楽章のシンフォーニアで、これは明らかにフラウト・トラベルソ協奏曲の第1楽章に見えます。
教会カンタータの「なんと美しく輝く暁の星(Wie schön leuchtet der Morgenstern)」(BWV 1)の第1楽章も、2台のヴァイオリンのための協奏曲の楽章にコラールを組み込んだように見えます。
いずれの場合も、原曲が分かっておらず、編曲であることを示す証拠は全くないのですが・・・。
ご指摘のBWV209のシンフォニアですが、これを協奏曲楽章とした録音がありますね。アンサンブル・アウロラによるもので、ロ短調のフルート協奏曲と、BWV1050a、BWV1067とのカップリングです。このCDは、弊ブログで紹介する予定です。