コメント
ロ短調ミサ曲のホルン
(
ogawa_j
)
2012-10-08 10:56:29
確かに「ロ短調ミサ曲」では、先に作曲された「ミサ」の中の1曲だけに編成されており、そのためだけに特別の奏者を待機させていたかどうかは疑問のあるところです。この曲は、バッハの生前に演奏されたことがあるかどうかははっきりしませんが、それにしてもこの曲には他の作品からの流用も多く、バッハが実際の演奏実践とはかけ離れた編成をしたとは考えにくいですから、トランペット奏者が兼ねていたと言うことは充分考えられるように思います。
ただ、トランペットの最高音域、いわゆるクラリーノ音域を演奏するには、特別の資格を必要とする特権であったことを考えると、その様な奏者が、他の楽器を演奏することがあったかどうか、と言う疑問も湧きます。
それに、この2曲はアタッカで切れ目無く演奏されますから、もし誰かが兼任していたとしたら、どうしても演奏出来ない箇所が出てきます。バッハがその事を知っていて、そのための配慮をしなかったというのも、実践家である彼にしてはおかしいと思うのですが。
aeternitasさんが紹介されている演奏は、音も画像も鮮明で、楽しめるものですが、近年のオリジナル編成の演奏の典型のようで、あまりにも滑らかに進行するので、物足りない気もします。
ogawa_jさん、こんにちは
(
aeternitas
)
2012-10-08 19:23:01
いつも貴重なご意見ありがとうございます。
レウス指揮の演奏は、おっしゃるとおり、「滑らか」感が強いですよね。技術水準が上がったことも影響があるのでしょうが、イル・ガルデリーノの個性もそうさせているような感じがします。
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ただ、トランペットの最高音域、いわゆるクラリーノ音域を演奏するには、特別の資格を必要とする特権であったことを考えると、その様な奏者が、他の楽器を演奏することがあったかどうか、と言う疑問も湧きます。
それに、この2曲はアタッカで切れ目無く演奏されますから、もし誰かが兼任していたとしたら、どうしても演奏出来ない箇所が出てきます。バッハがその事を知っていて、そのための配慮をしなかったというのも、実践家である彼にしてはおかしいと思うのですが。
aeternitasさんが紹介されている演奏は、音も画像も鮮明で、楽しめるものですが、近年のオリジナル編成の演奏の典型のようで、あまりにも滑らかに進行するので、物足りない気もします。
レウス指揮の演奏は、おっしゃるとおり、「滑らか」感が強いですよね。技術水準が上がったことも影響があるのでしょうが、イル・ガルデリーノの個性もそうさせているような感じがします。