今週きくのは、ジョリー・ヴィニクールによる「パルティータ集」です。ヴィニクールは、1963年、アメリカ生まれまれのチェンバロ奏者。1990年からパリ在住で、ユゲット・ドレフュスやケネス・ギルバートに学んでいます。ちなみに1963年生まれの奏者には、イギリスのリチャード・エガーがおり、ヴィニクールのパルティータまえには、そのエガーのパルティータを楽しんでいました。
ヴィニクールのCD(2014年録音)はめずらしく3枚組(ふつう2枚組)。3枚組の理由は、収録時間、つまり演奏時間とみられます。ともかく、その収録順=番号順にきくこととし、まず第1番(BWV825)を楽しみます。使用楽器は、クリスティアン・ファーターの1738年製楽器(一段鍵盤)にもとづく、トーマス&バーバラ・ウルフの1995年製のチェンバロ(二段鍵盤)です。
CD : DSL-92209(Sono Luminus)