三位一体節後第2日曜日にきくのは、ミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ声楽アンサンブル、ローザンヌ室内管弦楽団(ローザンヌ器楽アンサンブル)らによるト短調のミサ曲です。このミサ曲もほかのミサ曲と同じようにカンタータ楽章からの転用でなっており、転用もとは、第1曲が「主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずや」(BWV102)の第1曲、第2曲が「すべてはただ神の御心のままに」(BWV72)の第1曲、第3曲から第6曲が「彼らみな汝を待ち望む」(BWV187)の第4曲、第3曲、第5曲、第1曲です。コルボたちの録音は半世紀まえの1972年および1973年。アリアを歌うのは、フィリップ・フッテンロッハー(第3曲)、ハンナ・シェール(第4曲)、ジョン・エルウィス(第5曲)です。