今日は復活節前第6日曜日(四旬節第1日曜日)にあたり、いつもならカンタータをきくところ。しかし、この日のためのバッハのカンタータは伝承していません。そのため今日は、昨日からききはじめたファンタズムの「The Well-Tempered Consort Ⅰ」を、そのまま続けてきいていくことにします。ということで、これからきくのは「バビロンの流れのほとりに」(BWV653b)です。
このBWV653bはBWV653の初稿。「バッハが1720年にハンブルクに旅行した際、同地の老巨匠J.A.ラインケンの前で演奏したといわれるもの」(『バッハ事典』)とのことです。ファンタズムの奏者は、ローレンス・ドレフュス(トレブル)、エミリア・ベンジャミン(トレブル)、ジョナサン・マンソン(テナー)、ハイディ・グレーガー(ベース)、マルック・ルオヤラン・ミッコラ(ベース)で、原調のト長調のまま編曲されています。録音は2019年です。
CD : CKD 618(Linn Records)